エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.977
2021.03.27 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、「Revolt PRO」シリーズの1000Wモデル「PH-P1000GC」をパッケージから取り出し、外観から眺めていこう。外形寸法は幅150mm、奥行き170mm、高さ86mmと、筐体の奥行きはやや長めに感じる。外観上で最大の特徴と言えるのは、重厚なファングリル。メタル製のプレートにハニカム状のホールを開けた、なかなかにハイセンスなデザインだ。
また、特殊なギミックとして背面に「Hybrid Mode」の切り替えボタンを搭載。反対側のモジュラーコネクタ側には、他の電源ユニットを接続するための24pin/8pinコネクタも確認できる。
なお、ここで1点指摘しておきたいのは、先ほど触れたメタル製ファングリル。見た目は実にカッコいいのだが(ケガはしないまでも)手に持った際に非常に痛い。数少ない要修正ポイントとして挙げておきたい。
メタル製のファングリルが目を引く筐体。他電源接続用のコネクタは、出荷時は丁寧にカバーで保護されていた |
外形寸法は幅150mm、奥行き170mm、高さ86mm。奥行きがやや長めだが、はたして内部設計はどうなっているだろうか |
エッジの処理にやや難ありなファングリル。ハニカム状のホールを開けたデザインで、ゴールドがかったカラーは80PLUS GOLD認証モデルの故だろうか |
側面にはシリーズ名と容量がデザインされたシールが貼り付けられている | 背面も特に飾り付けはなく、出力表が貼り付けられている程度だ |
AC電源口と主電源のロッカースイッチ、さらに「Hybrid Mode」の切り替えボタンを備えた背面。それ以外の面積は、ほぼハニカム状の通気孔として開放されている |
セミファンレスを切り替える「Hybrid Mode」ボタン。押し込むとセミファンレスが有効になり、標準位置では常時稼働の回転数調整モードで動作する |
コネクタの配置が分かりやすいモジュラーコネクタ。左下が他電源接続用の24pin/8pinで、連結時に点灯するホワイトLEDも実装されている |
フルモジュラー仕様を採用する「Revolt PRO」シリーズ。ケーブルの柔軟性も高く、コネクタ数を含め欠点は見当たらない |
「Revolt PRO」シリーズは、すべてのケーブルが着脱できるフルモジュラー仕様だ。主要ケーブルはメッシュで束ねられ、その他のケーブルは柔らかいフラットケーブルを採用。PCケース内でも不自由なく取り回しが可能だろう。
そして1000Wモデル「PH-P1000GC」のコネクタは、ATX 24pin×1、ATX 12V 4+4pin×2、PCI-Express 6+2pin×8、SATA×14、4pinペリフェラル×3構成。ハイエンドマザーボード向けにCPU補助電源を2系統備えるほか、PCI-Express補助電源も2~4台のハイエンドグラフィックスカードへ給電可能なコネクタ数を備えている。
ATX 24pinケーブルは1本。メッシュ状のカバーでしっかり覆われている | 同じくメッシュケーブルを採用するATX ATX 12V 4+4pinは、ケーブル2本で2系統のコネクタを備える |
豊富に用意されたPCI-Express 6+2pinケーブル。ケーブルごとに2系統を備え、合計8コネクタを出力できる |
SATA電源ケーブルは、4コネクタを備えた長めのケーブルが3本、2コネクタのケーブルが1本という構成。合計で14系統を出力可能だ |
pinペリフェラルケーブルは1本のみ。コネクタは3系統を備える | アース線付きの主電源ケーブルも同梱されている |
その他の付属品をチェック。結束バンドや固定用ネジ、マニュアルが同梱されていた |