エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.986
2021.04.14 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは「Radeon RX 6700 XT GAMING X 12G」を分解し、基板ほぼ全面をカバーするデュアルファンクーラー「TWIN FROZR 8」の構造をチェックする |
「Radeon RX 6700 XT GAMING X 12G」に実装されているVGAクーラーは、MSI最新のデュアルファンクーラー「TWIN FROZR 8」だ。冷却ファンは一対のファンブレードを結合することで静圧を高めた「TORX FAN 4.0」で、「Deflector」と「Wave-curved 2.0」設計を採用した独自フィンを搭載。さらにGPUとの接触面積を高める精密なヒートパイプ加工技術「Core Pipe」を組み合わせることで、GPUから発生した熱を効率的に冷却することができるワケだ。
一対のファンブレードを結合した「TORX FAN 40」。サイズは実測95mmだった |
2ブロック構成のヒートシンクはφ6mmのヒートパイプで連結されている |
GPUコア接触部。「Core Pipe」技術を採用したヒートパイプの上にはニッケルメッキを施した大型の受熱ベースを実装 |
前方のヒートシンクには4本のヒートパイプがほぼ等間隔にバランス良く配置。また電源回路のMOSFETやフェライトコアチョークを冷却するためのプレートも実装 |
後方のヒートシンクには2本のヒートパイプが貫通。またこちらにも電源回路のMOSFETやフェライトコアチョークを冷却するためのプレートが用意されていた |