エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.990
2021.04.24 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影・検証:岸本 仁
ここからは、グラフィックス性能を確認していこう。まずはAPIにDirect X12を使用する、定番3Dベンチマーク「Time Spy」のスコアをチェックする。なおプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
完全に同一の環境ではないものの、Core i7-11700KとCore i9-11900Kの比較では「Time Spy」「Time Spy Extreme」ともその差は1%前後。ほとんど誤差の範囲で、少なくとも「Time Spy」系のベンチマークでは体感できる違いはないだろう。一方、Core i5-11400ではコア数の少なさやクロックの低さが影響して、上位モデルと比べると約9%スコアが低下している。
続いて、APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のパフォーマンスもチェックしていこう。こちらも3種類全てのプリセットで検証を行っている。
Core i7-11700KとCore i9-11900Kの比較では「Time Spy」関連のベンチマークと同様、その差はいずれも1%未満で誤差の範囲。またCore i5-11400は、フルHD解像度の「Fire Strike」では上位モデルに約9%の差をつけられているものの、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」では約4%、4K解像度の「Fire Strike Ultra」では約2%に縮まり、グラフィックスカードへの負荷が高くなるに連れて差が小さくなっている。