エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.992
2021.04.28 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
ストレージ周りは、最大帯域幅64Gbpsで、ピーク7GB/secの実行速度を発揮するNVMe M.2 SSDを活かせるPCI-Express4.0(x4)インターフェイス対応M.2スロット×1基に加え、PCI-Express3.0(x4)/SATA3.0(6Gbps)インターフェイス対応M.2スロット×2基と6基のSATA3.0(6Gbps)ポートを装備している。
PCI-Express4.0(x4)対応M.2スロットと、1基のPCI-Express3.0(x4)/SATA3.0(6Gbps)対応M.2スロットには、NVMe M.2 SSDのサーマルスロットリングを防ぐ、大型ヒートシンクの「M.2 Thermal Guard」を実装。3基目のM.2スロットのヒートシンクが省略されているのは残念だが、NVMe M.2 SSDのみでストレージを構成するのも十分可能だ。
3基のM.2スロットを備え、内2基のM.2スロットにヒートシンクを装備する | CPU側から「M2A_CPU」「M2B_SB」「M2P_SB」。いずれもtype 22110までのM.2 SSDに対応。「M2A_CPU」と「M2B_SB」のソケット部はメタルプレートで補強されている |
CPUソケットに最も近いM.2スロットが、PCI-Express4.0(x4)をサポート |
「M2B_SB」と「M2P_SB」は、PCI-Express3.0(x4)/SATA3.0(6Gbps)に対応 |
M.2ヒートシンクの「M.2 Thermal Guard」。標準でサーマルパッドを備えている | SATA3.0(6Gbps)ポートはRAID 0/1/5/10に対応する |
拡張スロットは、CPUに接続されたPCI-Express4.0(x16)×1と、チップセット接続のPCI-Express3.0(x4/x16形状)×1、PCI-Express3.0(x1)x1の計3本を搭載。また、PCI-Express4.0(x16)スロットには、メタルシールドとハンダポイントが強化され、重量級グラフィックスカードをしっかりと支えることができる「PCI-E Steel Armor」を搭載している。
「PCI-E Steel Armor」を採用するPCI-Express4.0(x16)スロット。3連ファンの大型クーラーを採用するハイエンドグラフィックスカードも安心して搭載できる |
定番オーディオコーデックIC「ALC1220-VB」をベースに構成された高音質オーディオ回路「AMP-UP Audio」 |
ファーストパーソン・シューティングゲーム(FSP)の勝敗や、MMORPGの臨場感など、ゲームプレイで重要になるオーディオ回路には、少し前のハイエンドマザーボードにも採用されていたS/N比120dBAのRealtek「ALC1220-VB」をベースに、スタジオグレードの「ニチコン Fine Goldコンデンサ」や、「WIMA FKP2コンデンサ」などを組み合わせたGIGABYTEおなじみの高音質オーディオ回路「AMP-UP AUDIO」を搭載。ヘッドホンアンプも実装され、接続したヘッドホンのインピーダンスを自動で検出する機能を備えている。また、フロントとリアのマイクも、最大110/114dBAのS/N比に対応。クリアな音声でのストリーミングやボイスチャットを可能にする。
ニチコンとWIMA製のスタジオグレードオーディオ用コンデンサを採用。ハイレゾオーディオも堪能できる |