エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.995
2021.05.09 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
CPUソケットはLGA1200。最上位CPUのCore i9-11900K/KFを安心して組み合わせられる22フェーズの電源回路を搭載する |
製品の概要を把握したあとは、「Z590 VALKYRIE」の詳細を画像でチェックしていく、フォトセッションに進んでいこう。
CPUの電源回路はゲーミング向けながら22フェーズを搭載し、高出力と安定性を向上。またハイエンドマザーボードでおなじみのRenesas(Intersil)製の90A対応DrMOS「ISL99390」に、デジタルPWMコントローラ「ISL69269」、2万時間の高耐久固体コンデンサといった部品で構成されている。
安定した電力供給を実現する圧巻のCPU電源回路 |
DrMOSは、ハイエンドマザーボードでの採用実績が多い90A対応のRenesas(Intersil)「ISL99390」 | リアインターフェース側には「ISL99390」がズラリと並んでいる |
デジタルPWMコントローラ「ISL69269」を採用。フェーズダブラーを利用し、20フェーズをコントロールしている | CPU補助電源コネクタは8pin×2 |
電源回路は多フェーズ化で発熱が抑えられているが、さらに放熱フィンを設けた拡張ヒートシンクと合計4基の小口径ファンをVRMヒートシンクに搭載。電源回路に強烈な負荷がかかるとともに、回路の発熱も大幅に増加する新ブースト機能「Adaptive Boost Technology」の利用も余裕と言えるだろう。
リアインターフェイスカバーと一体になっている大型ヒートシンク「Armor Gear」。フィン構造を採用し、高い放熱効果に期待できる | トップ側のヒートシンクも、フィン構造を採用している。背が高いため、組み合わせるCPUクーラーや水枕によっては、干渉する可能性もあるだろう |
トップ側ヒートシンクには、小口径ファンを2基装備する |
トップ側ヒートシンク。銅製プレートと厚めの熱伝導シートを備え、DrMOSとチョークの熱を放熱する | リア側ヒートシンク。インターフェイスを覆うヒートシンクに小口径ファンが2基搭載。放熱フィンを通った風をインターフェイス側から排気する |