エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.995
2021.05.09 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
ここからは、「Z590 VALKYRIE」をベースにしたマシンを構築して実際の動作を確認していこう。テスト用のCPUは、第11世代Intel Coreプロセッサの最上位Core i9ー11900K、グラフィックスカードにはNVIDIA GeForce RTX 3060を搭載するGIGABYTE「GeForce RTX 3060 GAMING OC 12G」、CPUクーラーには280mmラジエターを採用するオールインワン型水冷ユニットNZXT「KRAKEN Z63」を使用した。
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「HWiNFO64 Pro」のシステム情報。「Z590 VALKYRIE」のBIOSバージョンは5.19を使用 |
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CPUは「Cypress Cove」アーキテクチャを採用する第11世代Intel CoreプロセッサのCore i9-11900Kを使用。メモリクロックはDDR4-3200を正式サポート |
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マルチスレッドの処理時は、すべてのコアが4.80GHzで動作する | シングルスレッドの処理時は最大で5.30GHzまでクロックが引き上げられる |
「Z590 VALKYRIE」に実装されている制御プログラムは「VALKYRIE」のロゴを採用した新デザインのUEFI BIOSだ。基本的な情報のモニタリングや設定を調整できる「EZ Mode」と、詳細設定が行える「Advanced」の2種類のモードを備えるのはこれまでと同じ。オーバークロック関連の設定がまとまっている「Tweaker」タブや、ファンコントロール機能「A.I FAN」、LEDデバイスの発光カラーやパターンを制御する「Vivid Led DJ」といった機能を利用できる。
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シンプルで使いやすい「EZ Mode」。ブートデバイスの確認、選択やXMPプロファイルの設定、ファンコントロール機能「A.I. FAN」の呼び出しなど、ひと通りの設定を簡単に行える |
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オーバークロック関連の「Tweaker」からは、メモリの詳細タイミングの設定なども行える | 「Vivid Led DJ」。LEDデバイスの発光カラーとパターンの簡単な制御が可能になっている。LEDのオン・オフもできる |
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ファンコントロール機能「A.I FAN」では、接続ファンの回転数を制御可能。またプリセットは「Quiet」と「Aggressive」を用意する | リアリンターフェース側のVRMヒートシンクに内蔵する2基の小口径ファンは、「A.I FAN」で制御可能 |