エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.998
2021.05.15 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「ROG STRIX Z590-F GAMING WIFI」に実装されているオーディオ回路は、再生解像度を192kHzから384kHzに向上させたRealtek 「ALC4080」と、THD+N 83dBのSavitech「SV3H712」アンプを組み合わせた「ROG SupremeFX」だ。さらに電磁干渉を抑える「オーディオカバー」や、メイン回路からのノイズの混入を防ぐ「オーディオラインシールド」、ニチコンの「音響向けコンデンサ」などを採用することで、オンボードながら高品位なサウンドを楽しめる。
Realtek 「ALC4080」には電磁干渉を抑えるため金色の「オーディオカバー」を搭載 |
Savitech「SV3H712」とニチコン製「音響向けコンデンサ」を採用 | デジタルノイズの混入を抑えるため、メイン基板からは独立した設計 |
「双方向AIノイズキャンセリング」は「Armoury Crate」から呼び出すことができる | 「Sonic Studio III」や「Sonic Radar III」などの機能も搭載 |
「プリマウントI/Oシールド」を標準装備したリアインターフェイス。USBは計10ポートで、帯域幅20GbpのUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cも搭載する |
帯域幅20GbpのUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cや、Intel「I225-V」による2.5ギガビットLAN、Intel Wi-Fi 6E AX210によるワイヤレス機能など、最新インターフェイスが充実しているリアI/O。ハイエンドモデルとの違いはThunderbolt 4ぐらいで、一般的な運用でインターフェイスが不足することはないだろう。またディスプレイ出力もHDMIとDisplayPortの2系統を備え、内蔵グラフィックスによるデュアルディスプレイに対応する。
「Clear CMOSボタン」や「BIOS FlashBackボタン」も用意されている | ネットワーク機能は有線・無線とも品質に定評のあるIntel製を採用 |
I/Oカバーは電源回路のヒートシンクと一体成型で、冷却性能を高める効果も期待できる | 無線LAN機能を使用する場合は、転送速度にも影響があるため付属のアンテナを必ず接続しておこう |
有線LANは最高2.5Gbpsの高速データ転送が可能 | 無線LANも最高2.4Gbpsのデータ転送に対応する |
「GAMEFIRST VI」ユーティリティを使えばアプリケーションやゲームごとにネットワーク帯域の優先度を設定できる |
ヒートシンク一体型のI/Oカバーを外すとネットワークコントローラやUSBハブコントローラが確認できる |