エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1005
2021.06.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
メモリスロットは、8チャネルに対応するDDR4-3200×8本を搭載。容量はUDIMMでも最大256GB(32GB×8)、ECC RDIMMなら最大2TB(256GBx8)まで増設でき、これまでのメインストリーム向けプラットフォームを遥かに超える大容量メモリ環境を構築することができる。
CPUソケットを挟むように各4本ずつ、計8本のDDR4メモリスロットを搭載。動作クロックは3,200MHzまで対応する |
メモリスロットはCPUソケットから下側がDIMMA1/B1/C1/D1、上側がDIMME1/F1/G1/H1の並び。マニュアルによれば、8枚未満の構成の場合DIMMA1/DIMME1・・・というふうにCPUソケットに近いスロットからの使用が推奨されている |
PCI-Express4.0(x4)接続の計4ポートのM.2スロットを搭載する「M12SWA-TF」。さらにチップセット経由のU.2×2と、SATA3.0(6Gbps)x4も用意され、よほど大規模なワークステーションを構築するのでないかぎり、ストレージインターフェイスが不足することはないだろう。
拡張スロットの右側に実装された3基のM.2スロット。ハイエンドグラフィックスカードを使用する場合はヒートシンクが干渉する可能性がある |
CPUソケットやメモリスロットの右側に実装された1基のM.2スロット。なおM.2スロットはいずれもCPUに直結で、フォームファクタはM.2 2260/2280/22110に対応 |
U.2×2とSATA3.0(6Gbps)x4はいずれもチップセットに接続 |
拡張スロットはPCI-Express4.0(x16)x6本で、いずれもフルレーンでの動作が可能。さらに重量のある最新ハイエンドグラフィックスカードでの運用を想定し、スロット周りをメタルプレートで補強した強化スロットを採用する。
フルレーン動作可能な6本のPCI-Express4.0(x16)スロット。まさにPCI-Express4.0を128レーン備えるRyzen Threadripper PROならではの装備と言えるだろう |
コンシューマ向けながらここまではサーバー要素の強かった「M12SWA-TF」。ただし、PCI-Express4.0(x16)スロットにはコンシューマ向けモデルでおなじみの強化スロットを採用する |