エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1005
2021.06.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
SuperO「M12SWA-TF」に実装されている制御プログラムは、BIOS風のUIを備えた「Aptio Setup Utility」だ。コンシューマ向けマザーボードで主流のGUI画面に慣れていると少々面食らう事があるかもしれない。とは言え、基本的な項目は馴染みのあるものばかり。さらにもともとチューニング機能に非対応のRyzen Threadripper PROでは、UEFIの設定を細かくいじるシーンもそれほど多くないだろう。
電源投入後に表示される「SUPERMICRO」ロゴ画面。ここで、「DEL」キーを押すと制御プログラムに入る事ができる |
「Main」タブではシステム言語や日時の設定、BIOSのバージョンなどを確認できる | 実装されているポートやストレージなどの設定をする「Advanced」タブ |
CPUの詳細情報もこちらで確認できる | メモリの情報を確認したところ。すべてのメモリが3,200MHzで動作している |
遠隔ネットワーク管理機能を設定する「IPMI」タブ | 「IPMI」でアクセスする場合は「BMC Network Configuration」からIPアドレスを確認(または設定)する |
各種ログの設定する「Event Logs」 | 「Security」タブでは各種パスワードなどの設定が可能 |
起動ドライブの設定ができる「Boot」タブ | 設定した内容の保存や初期化、起動ドライブの順位設定などが確認できる「Save & Exit」タブ |
また「M12SWA-TF」では「IPMI」(Intelligent Platform Management Interface)に対応しており、Intel I210-ATのネットワークポートを経由して遠隔管理が可能になる。自宅でもPCを複数台持っている場合は便利な機能なので覚えておくといいだろう。
UEFIの「IPMI」タブにある「BMC Network Configuration」のIPアドレスをブラウザに入力すると「IPMI」機能である「Supermicro BMC」にアクセスできる |
「Supermicro BMC」では、CPUやメモリの状態なども細かく確認することができる |