エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1008
2021.06.11 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここからは、株式会社アイティーシーから借り受けたテンキーレスのシルバー軸モデル「HERMES S1S-JP RGB」(以降「HERMES S1S」)を手に取り、まずは外側からチェックを進めていこう。
さすがコストパフォーマンス重視のモデル、フレームはコスト意識を感じさせる仕上がりだ。ただし底面こそ光沢を放つプラスチック感漂う作りだが、トッププレートには梨地加工が施され、デスク上における風格はまずまず。目に見える部分を優先する設計は、トータルのコストを抑えるために有効なアプローチと言える。なお、外形寸法は幅370mm、奥行き140mm、高さ30mm、重量は675gだ。
標準的なテンキーレスキーボードといった出で立ちの「HERMES S1S」。トッププレートには梨地加工が施されている |
一転してチープさが漂う底面。プラスチック感のある仕上がりだが、普段使っている際に目にすることはまずないだろう、という想定に基いている |
手前側に合計3つ備えられていたゴム足。入力の際にキーボードが動揺しないようグリップしてくれる |
ゴム足を備えたチルトスタンド。奥側に2基を備え、入力の際に最適な傾斜を作ってくれる |
チルトスタンドを立てると、約10mmほど奥側を持ち上げてくれる。文字入力の際はほぼ立てた状態で使うことになるだろう |
USBハブなど、余剰の機能は一切ない背面。プラスチック感あふれるサイドフレームが露出した、いわば“スタジオセットの裏”のような外観ながら、こちらも普段は目にする機会は少ないだろう |
その細さから、やや頼りない印象を受けるケーブル。ただし保護回路がしっかり搭載されている点は嬉しい。なお、ケーブル長は1.5mだ |