エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1009
2021.06.13 更新
文:/撮影・pepe
MSI「Optix MAG301CR2」 実勢価格税込50,000円前後(2021年6月現在) 製品情報(エムエスアイコンピュータージャパン株式会社) |
MSIの十八番ともいえる曲面液晶ディスプレイは、ゲーミングスペックに抜かりがない。過去に発表されたモデルの多くが144Hz以上の駆動を実現している。今回レビューする「MAG301CR2」もアスペクト比21:9の29.5型WFHD(2,560×1,080)解像度ながら、リフレッシュレートはなんと200Hz駆動。また液晶パネル応答速度1ms、コントラスト比3,000:1のVA方式を採用する。その他、輝度は300cd/㎡で、最大表示色は約10億7,300万色、色域はデジタルシネマ向けのDCI-P3を約81%、一般的なデジタルデバイスで広く使用されるsRGBを90%カバーする。
一般的な16:9の液晶よりもさらにワイドなアスペクト比21:9の表示領域は、ゲームでの視野が広がることはもちろん、普段使いでもマルチタスクの作業性が向上する。さらに眼球のカーブに近い1,500Rの自然な曲率で、無駄な視線移動を減らしつつ視認性を高め、高い没入感を得ることができるという。
表示領域がよりワイドになる21:9のアスペクト比 |
1,500Rの自然な曲率で高い没入感を実現 |
さらにディスプレイ同期は、AMD「FreeSync Premium」に対応することで、スタッタリング等を防止する低フレームレート補正(LFC)を備えながら、従来よりも低レイテンシーで駆動する。また意図しない画面更新のもたつきや、同期ズレを防止して滑らかな映像でゲームプレイが可能だ。
AMD「FreeSync Premium」で滑らかな描画を実現 |
そのほか露出を抑えながら、暗部を持ち上げ視認性を高める「ナイトビジョン」、モーションブラーを軽減する「アンチモーションブラー」、練習用のクロスヘアを表示する「画面アシスタンス」、シーンや用途に合わせた画質プリセットモードを搭載するほか、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー技術、目の負担を軽減するブルーライトカット機能を搭載する。入力インターフェースは、DisplayPort 1.2 x1、HDMI 2.0 x2、USB Type-C(DP alt mode) x1の4系統だ。