エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1015
2021.06.26 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「MAG B560 TORPEDO」 市場想定売価税込19,030円(2021年3月30日発売) 製品情報(MSI) |
今回の主役である「MAG B560 TORPEDO」は、MSIが展開するゲーミングレーベル「MEG/MPG/MAG」の中で最も手頃な「MAG」シリーズに属するATXマザーボードだ。豊富なラインナップを誇るMSI Intel 500シリーズの中では、ややエントリー側に位置づけられるコストパフォーマンスモデルながら、計15フェーズにおよぶ堅牢な電源回路を搭載。さらに大型ヒートシンクや、高熱伝導サーマルパッド、2オンス厚銅箔層の6層PCBを採用するなど、冷却にも十分配慮されている。
マザーボードでは珍しいメタリックなダークブルーのヒートシンクが目を引く電源回路。コストパフォーマンスモデルながらフェーズ数も十分確保され、ハイエンドCPUの運用も問題ない |
またチップセットはメモリのオーバークロック機能が追加されたIntel B560で、MSIおなじみの「DDR4 Boost」技術を組み合わせることで、最高5,066MHzの超高速メモリに対応。さらに第11世代Intel Coreプロセッサ使用時は、PCI-Express4.0(x4)もサポートされ、NVIDIA GeForce RTX 30/AMD Radeon RX 6000シリーズや、7,000MB/secを超えるNVMe M.2 SSDのパフォーマンスを最大限に発揮することができる。
PCI-Express4.0対応のPCI-Express(x16)スロットやM.2スロットを搭載。またチップセットヒートシンクや「M.2 Shield Frozr」も、電源回路と同じメタリックなダークブルーで統一されている |
そしてネットワーク機能は、2.5ギガビットLANとギガビットLANの2系統。帯域幅20Gbpsの高速ポートUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cも搭載され、コストパフォーマンスモデルながらインターフェイス類が充実しているのも「MAG B560 TORPEDO」の特徴だ。なおほぼ同等の機能を備えつつ、ギガビットLANの代わりにWi-Fi 6Eを搭載したバリエーションモデル「MAG B560 TOMAHAWK WIFI」も用意されている。
製品名にもなっている「魚雷」(TORPEDO)がデザインされたシンプルなパッケージ |
パッケージ裏面には搭載機能やスペックの概要が記載されている | 各種マニュアルや、ロゴバッジ、SATAケーブル、M.2 SSD用ネジなどが付属する |
その他、NVMe M.2 SSDを効率的に冷やす「M.2 Shield Frozr」や、大型化が進む重量級のグラフィックスカードを安全に支える「PCIe Steel Armor」、RGBイルミネーションの「Mystic Light」といったおなじみの機能も網羅。また「MAG B560 TORPEDO」では、本体のスイッチでオンボードLEDのON/OFFが可能なため、「UNIFY」シリーズのように全く光らないマザーボードとしての運用も可能だ。