エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1033
2021.08.06 更新
文:撮影:松枝 清顕(解説)/ 検証セッション:池西 樹
「AS500」同様、ホワイトバージョンでもトップカバー下部には、アドレサブルRGB LEDが内蔵されている。イルミネーションの付加価値は、付属のコントローラーにより光のセレクトが可能。さらに対応マザーボードにARGBケーブルを接続すれば、光の同期により一体感のあるPCが構築できる。好みの問題だけに、消灯を選択する事も可能。ただ発光状態は嫌味がなく、強化ガラス越しに眺めて楽しむも良しだ。
冷却性能に定評の「AS500」から、さらに性能向上を狙ったデュアルファン仕様。「AS500 PLUS WH」には、「TF140S PWMファン」がヒートシンク前後に搭載され、吸排気能力を高めている。
カラーはテーマに即したホワイト仕様だが、スペックを見ると「AS500」に搭載される140mmファンと同様。回転数500~1,200rpm±10%のPWM仕様で、最大風量70.81CFM、騒音値最大29.2dBA、静圧1.14mmAqとされ、軸受けにはFluid Dynamic Bearingが使われている。
9枚で構成されたインペラデザインに注目すると、先端には回転方向先端にスリットを設けた「特許取得済みの二重層ファンブレード」を採用。気流を拡散し、力任せに回転数を上げることなく風量を生み出そうという工夫が見て取れる。
ヒートシンクにはワイヤークリップで固定。一般的なレイアウトではマザーボードのメモリスロット側が吸気、バックパネル側が排気方向にあたる |