エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1035
2021.08.08 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 Tawashi/撮影:pepe
GIGABYTE「AORUS FV43U Gaming Monitor」 実勢価格税込178,000円前後(2021年7月現在) 製品情報(GIGABYTE) |
GIGABYTEのゲーミングブランド「AORUS」シリーズの液晶ディスプレイの中でも超ビッグサイズとなる43型モデルの「AORUS FV43U」が今回の主役だ。発売日は6月18日。初回ロットは少量だったこともあり、入荷分はすぐに完売。現在はセカンドロットが入荷しており、こちらも43型というサイズの製品では異例となる好調なセールスを記録している。
人気の理由は、HDMI2.1を搭載し、4K/120Hzの映像入力をサポートするところ。ゲーミングPCはもちろん、PlayStation 5やXbox Series Xなど最新ゲーム機の能力を最大限に発揮できる点に尽きる。PS5の登場以降、4K/120Hzをサポートした液晶ディスプレイの注目度が急上昇している中登場した「AORUS FV43U」。秋葉原のPCパーツショップからは「数あるゲーミング液晶の中でも、抜きん出た43型の大画面という点で人気。事前に予約を希望する人も多かった」といった声が複数聞かれた。
「PS5用に待ってましたと購入していくお客が多い」と語るTSUKUMO eX.では、FF XIVベンチがデモ中の実機を展示しており4K画質や画面の大きさを体験できる |
それでは「AORUS FV43U」の概要から把握していこう。液晶パネルは量子ドットVA方式を採用。最大解像度は3,840×2,160ドットで、最高リフレッシュレートは144Hz。表面はゲームプレイを意識したのか、40型オーバーの大型モデルでは珍しく、映り込みを防止するノングレア仕様となっている。最大輝度は1,000 cd/m2、静的コントラスト比は4,000:1、色域はそれぞれsRGB 150%、DCI-P3 97%、AdobeRGB 99%をカバーしているほか6軸カラーコントロールに対応。ハイダイナミックレンジはDisplayHDR 1000認定を取得している。
ゲーミング向けの機能では、独自のOSDデスクトップアプリ「OSD SIDEKICK」、独自のモーションブラー軽減機能「エイムスタビライザー・シンク」や露出を抑え暗部の明るさとコントラストを持ち上げる「ブラックイコライザー」、練習用のクロスヘアやタイマーなどを表示する「ゲームアシスト」などの「AORUS」シリーズおなじみの機能を搭載する。
そのほか、「AORUS FV43U」に接続した2台のPCを、1組のキーボードとマウスで操作することが可能になるKVM機能、画面のチラつきを抑えるフリッカーフリー技術も備える。なお入力インターフェイスは、HDMI 2.1 x2、DisplayPort 1.4×1、USB Type-C(DP Alt mode)×1の4系統だ。