エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1039
2021.08.16 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「HD Tune Pro 5.75」を使い、より詳細な挙動とパフォーマンスをチェックしていこう。
【Benchmark Read】 |
【Benchmark Write】 |
【FileBenchmark】 |
【Random Access Read】 |
【Random Access Write】 |
「Benchmark Write」ではキャッシュ溢れと思われる症状で、中盤以降スコアに落ち込みが見られるものの、それ以外の「Benchmark Read」や「FileBenchmark」ではいずれもフラットなグラフ。シーケンシャルアクセスについては、「CrystalDiskMark 8.0.4」と同様安定したパフォーマンスが期待できる。さらにランダムアクセスは読込が最高約62,000 IOPS、書込が最高約79,000 IOPで、PCI-Express4.0(x4)接続のNVMe M.2 SSDの中でも間違いなく最速クラスの性能を発揮する。
ベンチマークテストのラストは「ATTO Disk Benchmark 4.00」のスコアを確認しておこう。
【ATTO Disk Benchmark 4.00】 |
バージョン4.0になって、「CrystalDiskMark」ほどスコアがでなくなったベンチマークだが、読込は最高6.48GB/sec、書込は最高4.16GB/secで、PCI-Express4.0(x4)SSDらしいスコア。また64MBでややスコアが落ち込んでいるのは、Marvellコントローラを使用している「M9P Plus」や「M9P」と似た結果。圧縮率への影響がない点や、データサイズによる影響が少ないことも含め、InnoGrit「Rainier」はMarvell ICに近い特性を持ったコントローラのようだ。