エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1041
2021.08.21 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、AMD Radeonシリーズへの最適化が進んでいる重量級タイトル「Borderland 3」のパフォーマンスをチェックしていこう。画質は最高の“バッドアス”で、解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
さすがに4K解像度では30fps前後と厳しいスコアだが、WQHD解像度なら60fps超え、フルHDでは100fpsを超えるスコアをマークし、やはり高リフレッシュレートな液晶ディスプレイも視野に入ってくる。また自動オーバークロックによって、劇的ではないがすべての解像度でフレームレートが伸びており、実際のゲームでもクロックアップの効果は確実にある。
レイトレーシングにも対応するオープンワールド型アクションゲームの大作「Watch Dogs Legion」でもスコアを確認していこう。画質設定は“最⾼”、解像度はこれまでと同じ3種類で、レイトレーシング機能(中)を有効にした状態でも計測を実施。こちらも測定にはゲーム内ベンチマークを使⽤している。
非常に重量級のゲームとして知られる「Watch Dogs Legion」だが、フルHD解像度なら約70fpsをマークし、ベンチマーク中の映像もなめらかに再現できていた。ただし、それ以上の解像度やレイトレーシング機能を有効にしたい場合は、より上位のグラフィックスカードを用意する必要がある。またいずれの条件でも自動オーバークロックによるスコアの違いはなく、重いゲームでは若干のクロックアップではその効果が目に見えないこともあるようだ。
ゲーム系ベンチマークのラストは、人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアを確認していこう。解像度はこれまでと同じ3種類で、APIはDirectX 12を選択。なおグラフィックスクオリティは“最高”に加え、“最低”をベースに3D解像度を“100%”、描画距離を“遠い”に変更したフレームレート重視のカスタム設定でも計測を行っている。
まず最高品質をチェックすると、WQHD以下の解像度では60fps以上をマークし、マルチプレイでも快適に遊ぶことができる。特にフルHD解像度では120fpsに迫るフレームレートで、価格がこなれている144HzクラスのフルHD液晶ディスプレイにちょうどいい。
そしてカスタム設定では、4K解像度でも約165fps、WQHD解像度では約360fps、フルHD解像度では約450fpsまでフレームレートが上昇。「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」と同様、現行最高クラスのリフレッシュレートを誇る液晶ディスプレイと組み合わせた場合でも、その能力を最大限に引き出すことができる。