エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1046
2021.08.31 更新
文:藤田 忠/撮影:編集部・松枝 清顕
ASUS「Dual Radeon RX 6600 XT OC Edition」(型番:DUAL-RX6600XT-O8G) 市場想定売価税込63,000円前後(2021年8月12日発売) 製品情報(ASUS Japan株式会社) |
高リフレッシュレート駆動のゲーミング液晶ディスプレイのラインナップが最も多く、eスポーツゲーム大会にも使われるフルHD解像度のゲーミング環境。そんなフルHD環境をターゲットにしたAMDの最新ミドルレンジGPU「Radeon RX 6600 XT」を搭載するASUS製グラフィックスカード「DUAL-RX6600XT-O8G」が今回の主役。スタンダートかつ、コストパフォーマンスを重視したASUS「DUAL」シリーズに属するモデルで、デュアルファン構成の高冷却、高静音VGAクーラーや、すべてのはんだ付けを1工程で行うことで、品質を高める「Auto Extreme Technology」を採用している。LEDイルミネーション機能はないが、スタンダードモデルとして質実剛健な設計とシックなブラックカラーデザインが特徴だ。
ヒートシンクへの空気圧を高める2基の「Axial-techファン」を採用したオリジナルデュアルファンVGAクーラーを採用する「DUAL-RX6600XT-O8G」 |
「DUAL-RX6600XT-O8G」はファクトリーオーバークロック仕様で、GPUコアクロックはデフォルトの「Gaming Mode」と「OC Mode」を用意。ASUS GPUチューニングユーティリティ「GPU Tweak II」で切り替えできる。「Gaming Mode」は、ゲームクロックが定格の2,359MHzから2,382MHz、ブーストクロックが2,589MHzから2,593MHzに、「OC Mode」はゲームクロックが2,402MHz、ブーストクロックが2,607MHzに引き上げられている。
本体と同じくブラックベースのパッケージデザインを採用している。パッケージサイズは、ミドルレンジグラフィックスカードとしては標準的な幅371mm、奥行き220mm、厚さ68mmになる |
その他はビデオメモリがGDDR6 8GB、メモリスピード16Gbps、メモリバス幅128bit、バスインターフェイスは標準的なPCI-Express4.0(x16)の半分となるPCI-Express4.0(x8)。出力インターフェースはHDMI2.1×1、DisplayPort1.4a×3。補助電源コネクタは8pinx1で、推奨電源容量は500Wと最近のGPUとしてはハードルが低くなっている。
なお、上位モデルとして強力な冷却性能や高品質コンポーネントを採用する「ROG-STRIX-RX6600XT-O8G-GAMING」も発売中だ。
「ROG-STRIX-RX6600XT-O8G-GAMING」 市場想定売価税込68,000円前後 製品情報(ASUS Japan株式会社) |