エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1051
2021.09.10 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
概要を大まかに把握したところで、ここからは「MAVERIK」を構成する各種パーツを個別に詳しくチェックしていこう。まずはその“顔”と言えるPCケースの「MPG VELOX 100P AIRFLOW SP」だ。
広く通気孔を設けた、エアフロー重視の設計を採用するミドルタワーPCケース。外形寸法は幅231mm、奥行き474mm、高さ490mmだ |
フロントとトップの大部分は通気孔になっており、良好なエアフローが構築できるであろうことが見て取れる。左サイドはヒンジ構造で開閉するスイング式の強化ガラスパネルを採用、MSIによってコーディネートされたパーツ群をガラス越しに眺めることが可能だ。フロント・トップにはマグネット脱着のダストフィルターを備え、メンテナンスも容易い。
左サイドは全面が強化ガラスパネルになっており、構成パーツをガラス越しに眺めることができる |
ガラスパネルは、ヒンジ機構によってスムーズに開閉するスイングドアが採用されている |
フロント・トップに加え、右サイドにも通気孔が設けられている。風通しの良さは抜群だ | 水冷ユニット以外の冷却ファンは、フロントに120mm×3、リアにARGB対応の120mm×1が搭載されている |
優れたメンテナンス性も特長で、フロントとトップにはマグネット式のダストフィルターを備えている |
冷却ファンは、フロントに120mmファン×3、リアに120mm ARGBファン×1を標準装備。トップに装着された360mmサイズのオールイワン型水冷ユニットのARGBファンを合わせ、合計7基のファンが搭載されている。
また、フロントと電源カバー(シュラウド)側面にはARGBストリップを内蔵。ピンク×オーシャンブルーのコンセプトカラーにマッチしたイルミネーションが楽しめるほか、他のARGB対応パーツとともに「Mystic Light」によるライティングのカスタマイズも可能だ。
後方から「MAVERIK」を眺める。左サイドはスイングドアだったが、右サイドパネルは2つの手回しネジで固定されていることが分かる |
右サイドパネルの内側にはマグネット式、とボトムの通気孔にはスライド式のフィルターが備え付けられていた |
フロントトップのI/Oは、USB3.2 Gen.2 Type-C×1、USB3.2 Gen.1 Type-A、音声入出力など。電源・リセットスイッチに加え、LED切り替えボタンも備えている |
なお、「MAVERIK」にはストレージのみが搭載されておらず、ユーザー自身で組み込む必要があるのは冒頭触れた通り。「MPG VELOX 100P AIRFLOW SP」には3.5インチ×2、2.5インチ×2のドライブベイがあり、マザーボードにはM.2スロットも備えている。ストレージを組み込む際も不足を感じることはないだろう。