エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1055
2021.09.19 更新
文:編集部 Tawashi/撮影:pepe
まずは、定番のCGレンダリングソフトである「CINEBENCH R15/R23」を使いRyzen 9 5950Xの純粋なパフォーマンスを確認しておこう。
「CINEBENCH R15」では、シングルコアの数値は265cb、マルチコアの数値は4,188cbを記録。16コア32スレッドの性能がしっかりと表れた圧倒的なCPU性能を発揮している。「CINEBENCH」系の最新ベンチマーク「CINEBENCH R23」でも傾向は変わらない。コア数を活かしたレンダリングや動画のエンコードなどマルチスレッドに最適化されているアプリケーションはもちろん、PCゲーム用のCPUとしても十分高速な処理が可能だ。
次に定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」による計測を実施する。評価機が搭載するグラフィックスカードは水冷仕様のGeForce RTX 3080 Tiへとアップグレードされており、パフォーマンスが気になるところ。プリセット設定は「Fire Strike」「Fire Strike Ultra」「Fire Strike Extreme」およびAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」「Time Spy Extreme」を選択している。
DirectX 11を使用する4Kゲーミングを想定した「Fire Strike Ultra」では総合スコアが12,701、「Fire Strike Extreme」では23,457を計測。「Fire Strike」おいては驚異の40,000オーバーと重量級のゲームでも高解像度・高画質設定で快適なプレイが約束されている。
一方、DirectX 12環境のテストである「Time Spy」「Time Spy Extreme」はどうだろう。こちらもWQHD解像度の「Time Spy」では総合スコアが18,250、4K解像度の「Time Spy Extreme」では9,715を記録。オーバークロックの効果がしっかりと出ており、定格モデルと比べても確実に速い。水冷化による恩恵は最大限に発揮されている。