エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1062
2021.10.11 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
拡張スロットは、CPU接続のPCI-Express(x16)×1、チップセット接続のPCI-Express(x4/x16形状)x1、PCI-Express(x2/x16形状)x1の計3本で、いずれもPCI-Express4.0に対応する。またCPU接続のスロットにはメタルシールドやアンカーポイントの追加した「Ultra Durable PCIe Armor」を、チップセット接続のスロットには2箇所で固定するオリジナルブラケット「Double Locking Bracket」を採用する。
PCI-Express4.0(x4)スロットやPCI-Express4.0(x2)スロットもx16形状のため、帯域さえ気にしなければx8やx16の拡張カードが利用できる |
グラフィックスカード用の上段スロットはメタルシールドで補強をした「Ultra Durable PCIe Armor」 | 中段や下段にもスロットを2箇所で固定するオリジナルブラケットを採用 |
GIGABYTEが特に注力しているオーディオ回路。「X570S AORUS ELITE AX」では、オーディオ機器のインピーダンスを自動的に検出して、音量不足や歪みを防止するRealtek「ALC1220-VB」をベースにした「AMP-UPオーディオ」を搭載する。
またデジタルノイズの混入を抑えるためメイン基板からは独立した設計で、オーディオチップにもノイズガードを実装。さらに低ESRな日本ケミコン製オーディオコンデンサと、WIMA製オーディオコンデンサを採用する。
オーディオチップには、おなじみの「AMP-UP AUDIO」ロゴが印刷された金色のノイズガードを実装 |
ノイズの混入を防ぐため、メイン基板からも独立した構造になっている |
「AORUS」シリーズの中ではエントリークラスに位置づけられる製品ながら、帯域幅20GbpsのUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cや、2.5ギガビットLAN、Wi-Fi 6E無線LANなど最新インターフェイスが充実している。さらにCPUやメモリがない状態でも、USBメモリからBIOSをアップデートできる「Q-Flash」や、紛失の心配がない「一体型I/Oパネル」といったイマドキの機能にも対応する。
最新インターフェイスに加え、USBは計12ポートを備えるなど拡張性に優れるのも特徴。オーディオ端子も6ポート(光端子含む)用意され、通常の運用でインターフェイスの増設が必要になることはまずないだろう |
2.5ギガビットの有線LANチップはRealtek「RTL8125BG」 | ワイヤレス拡張カードはWi-Fi 6Eに対応するAMD「RZ608(MT7921K)」 |
有線LANで接続したところ。転送速度を確認するとしっかりと2.5Gbpsになっている | AMD「RZ608(MT7921K)」はWi-Fi 6Eに対応するものの、最高転送速度は1.2Gbps。とはいえ、ギガビットLANに匹敵する性能を発揮する |