エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1063
2021.10.13 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからはバトルロイヤル系のゲームで性能をチェックしていこう。まずは「Apex Legend」からだ。画質設定はプリセットが用意されていないため、できる限り高品質な設定を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類。フレームレートの計測はトレーニングモードを周回し、CapFrameXを使用している。
高品質な設定にも関わらず、フルHDなら約160fps、WQHDでも100fpsを超え、高リフレッシュレート液晶ディスプレイとの組み合わせも全く問題なし。4Kでも画質を多少調整すれば60fps以上を確保することができるだろう。またRadeon RX 6600 XTと比較すると4KやWQHDではいずれも20%以上と差が大きいものの、フルHDでは約6%とごくわずか。高解像度の液晶ディスプレイを使うのでなければ、「Apex Legend」ではRadeon RX 6600で十分だろう。
続いて、同じく人気バトルロイヤルゲーム「フォートナイト」のスコアも確認していこう。解像度はこれまでと同じ3種類で、APIはDirectX 12を選択。グラフィックスクオリティは“最高”に加え、“最低”をベースに3D解像度を“100%”、描画距離を“最高”に変更したフレームレート重視のカスタム設定でも計測を行っている。
最高品質でもフルHD解像度であれば92.2fpsをマークし、高リフレッシュレートの液晶ディスプレイとの組み合わせも可能だ。ただし、WQHDでは53.5fps、4Kでは24.5fpsまでフレームレートが低下してしまい、マルチプレイはやや厳しいと言わざるを得ない。
しかしカスタム設定にすることで、WQHDで約300fps、4Kでも約130fpsまでフレームレートが向上。さらにフルHDでは400fpsを上回るフレームレートを叩き出し、現行最高クラス超高リフレッシュレート液晶を組み合わせた場合でも、その性能を十分に引き出すことができる。
またRadeon RX 6600 XTとの比較では負荷の軽いカスタム設定のフルHDでも約14%の差が付いていることから、「フォートナイト」はグラフィックス性能の影響が大きいゲームと言えるだろう。