エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1067
2021.10.28 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストの結果を確認していこう。まずは⼈気MMO RPGの最新ベンチマークソフト「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」からだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、フルHD、WQHD、4Kの解像度で計測を⾏っている。
大規模なレイド戦などを想定して、これまでよりも判定が厳しくなった「ファイナルファンタジーXIV︓暁月のフィナーレ」だが、WQHD解像度までなら最高判定の“非常に快適”を獲得。リフレッシュレートもフルHDで約180fps、WQHDでも約140fpsをマークし、最近主流の144Hzクラスの液晶ディスプレイの性能を引き出すことができる。また4K解像度でも判定は上から2番目の“とても快適”で、マルチプレイでも最高画質でゲームを楽しむことができる。
続いてRPGながら重量級のゲームとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」ベンチマークの結果を確認していこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はこちらもフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお4KではDLSSを有効にした状態でも計測を行った。
フルHD解像度なら最高判定の“非常に快適”、WQHD解像度でも上から2番目の“快適”判定で、美しい映像でゲームを楽しむことができる。また4K解像度では“やや快適”止まりだが、DLSSを有効にすることで“快適”までスコアを引き上げることができた。なおOC Modeの効果はフルHDやWQHDでは誤差の範囲だが、4Kでは約2%に広がり、負荷が高くなるに連れて差が広がるようだ。
続いてフレームレートが出やすいタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果も確認しておこう。APIはVulkan、総合品質は“最高”で、解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類。なお計測にはゲームに内蔵されているベンチマークテストを使用している。
フルHDでは約540fps、WQHDでも400fpsで、現行最速の液晶ディスプレイを使用した場合でもその性能を最大限に引き出すことができる。また4K解像度でも約200fpsを優に超え、「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」をプレイする場合は、いずれの解像度でも高リフレッシュレートな液晶ディスプレイを用意したい。