エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1071
2021.11.07 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
ここで液晶ディスプレイ本体以外の付属品をチェックしておこう。HDMIケーブルやDisplayPortケーブルは標準で付属するため、購入後すぐに使用できる。
HDMIケーブル | DisplayPortケーブル |
USB Type-A – Type-Bケーブル | USB Type-C – Type-Cケーブル |
ACコード(長さ約150cm) | アーム固定用ネジ |
VESA用スペーサーネジ | マウスバンジー |
背面カバー | マニュアル類 |
レビューの締めくくりは、組み込み手順を画像で確認しておこう。31.5型の本体は液晶部分だけでもかなり大型。重量もあるため慎重に扱う必要はあるが、組み立ては従来モデル同様簡単。マニュアルの指示に沿って進めば5分ほどで作業は完了する。
液晶本体の取り扱いには十分気をつけながら作業を進めたい |
開封するとまず目にする注意書き。持ち方などが記載されているため事前に目を通しておこう | 重量がある本体を支えるためアームの作りは頑丈で剛性も高い |
液晶本体は発泡スチロールの梱包材に載せたまま作業を進める。VESA規格(100mm×100mm)に準拠したアームの取り付け部に付属のネジでアームをしっかりと固定 | 目隠しの背面カバーを取り付ける |
最後にアームとV字型の2本足を接続しネジ留めすれば作業は完了 |
1,000Rの湾曲パネルと31.5型の大画面がもたらす没入感は、まさに想像以上だった。画像や動画ではやや伝わりにくいという歯がゆさもありつつ、画面に正対した際の“しっくりくる感覚”は、人間の視野角をほぼトレースする湾曲率を備えた1,000Rモデルならでは。それが目の前を覆うビッグサイズの31.5型画面と融合することで、さながら画面に包まれるような感覚を味わうことができる。
この没入感は一般的なフラットタイプの液晶ディスプレイはもちろん、1,800Rや1,500Rといった曲率の湾曲モデルと比べても格別。自分の視界を自然に覆うゲーム世界にのめり込み、この感覚に“ハマる”人は多いはずだ。
そしてこうした極上の没入感、リフレッシュレート165Hz/1ms応答という高いゲーミング水準の性能に加えて、「KVMスイッチ」機能まで搭載しているという“全部入り”な点が素晴らしい。テレワークなどニューノーマルなライフスタイルに加え、当たり前に複数台のPCが稼働するエンスージアストの環境では、メインディスプレイを共有したいと考えるシチュエーションは少なくない。そこで使い慣れたデバイスをシームレスに使い回せるメリットは大きく、ぜひ他の製品にも積極的に採用してほしい便利機能だ。
もちろんキツめなカーブを描く1,000Rモデルという尖った仕様から、自分のスタイルにマッチしないのではないか、と気にする人もいるだろう。しかし実機を初めて覗き込んだ際のインパクトは想像以上、可能であればぜひ一度は店頭でその感覚を体験してほしい。
協力:エムエスアイコンピュータージャパン株式会社