エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1072
2021.11.09 更新
文:撮影・こまめ
「Summit E16 Flip A11U」の筐体は非常にスリムだ。16型ディスプレイ搭載のためフットプリントはやや大きいものの、厚さはGPU非搭載のスタンダードノートPCと変わらない。むしろ並みのノートPCよりも薄いと言ってもいいだろう。
フットプリントは幅358.2mm、奥行258.5mm。B4サイズ(幅364mm、奥行き257mm)よりもやや小さく、3~4年前の15.6型ノートPCよりもコンパクトだ |
高さは公称値で16.9mm、実測で17.1mm。底面部のゴム足を含めた設置時の高さは19.2mmだったが、それでも十分薄く感じる |
本体カラーはインクブラック。天板のロゴやタッチパッド/天板の外周にはアクセントカラーとしてブロンズライクなゴールド調のカラーが使われている。ボディはアルミ製で、非常に高級感のある仕上がりだ。
インクブラック+ゴールド調カラーで高級感のある色の組み合わせ。表面はツヤ消しで指紋の跡が少し残るので、こまめに拭き取りたい |
天板の側面やタッチパッドのエッジにはゴールド調のダイヤモンドカット加工が施されている |
重量は約2.1kg。最近のノートPCとしては軽くはないが、ディスプレイが大きい点と回転機構を備えている点を考えれば妥当な重さだ。実際に手で持つとズッシリとした重みを感じるが、タブレットとして片手で持つような機種ではないため問題はない。気軽に持ち歩くには少々重いものの、米国防総省制定「MIL-STD-810G」準拠の高い堅牢性を実現しており、持ち歩き時の衝撃やトラブルにも耐えられるよう設計されている。打ち合わせやプレゼンにも安心して持ち出せる点はうれしい。
重量は実測で2.171kg | 付属のACアダプターは90WのType-C。重さは426g |
インターフェイスの種類は多くはないが、本体を動かして使う機会が多い2-in-1タイプであることを考えれば妥当な構成だ。据え置きで周辺機器をいろいろ使うのであれば、Thundeboltドックを利用すればいいだろう。
左側面にはHDMIとThunderbolt(USB Type-C兼用)×2、カメラON/OFF切り替えスイッチ |
右側面にはマイク/ヘッドホンコンボジャック、microSDカードスロット、USB3.2 Gen.2 Type-A×2 |
ディスプレイ上部には92万画素のマイク内蔵Webカメラと、顔認証用のIRカメラを配置 | キーボード右下には指紋センサーも用意されている |
左側面のスイッチを切り替えることで、カメラのオン/オフを切り替え可能 |