エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1072
2021.11.09 更新
文:撮影・こまめ
「アサシン クリード ヴァルハラ」では画質のプリセットを変えながら、1,920×1,200ドットと2,560×1,600ドットで内蔵のベンチマークテストを行なった。
このシリーズは非常に高いグラフィックス性能が求められる超重量級のタイトルだ。だが画質をグッと下げれば、快適に遊べる目安の平均60 FPSをクリアできる。前世代のエントリーGPUでは重量級タイトルは厳しかったのだが、NVIDIA GeForce RTX 3050であれば画質調整である程度はプレイできるだろう。DLSS対応タイトルであれば、より快適にプレイ可能だ。
「PCMark 10」は、PCを使った作業の快適さを計測するベンチマークテストだ。各テストのスコアが目標値を上回ることで、その分野では快適に使えるとされている。ただしテスト内容の処理が軽く、特にクリエイティブワークを扱う「Digital Content Creation (コンテンツ制作)」では小規模クラスの作品作りを対象としている。なお今回は比較用に、旧世代GPU搭載のエントリー向けクリエイターノートPC(Intel Core i7-1185G7/16GBメモリ/1TB NVMe SSD/NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti with Max-Qデザイン、比較機①)と、ミドルレンジのクリエイター向けノートPC (Intel Core i7-10875H/32GBメモリ/1TB NVMe SSD/NVIDIA RTX 3060、比較機②)の結果を追加した。
さすがに8コアCPU&ミドルレンジGPU搭載機にはかなわなかったが、エントリー向けGPU搭載機種としては優秀な結果が出ている。ただGPU性能が影響するコンテンツ制作のテストで、若干スコアが低迷したようだ。ちなみ今回のテストではNVIDIA Studioドライバー(バージョン472.12)を利用しており、その影響が出ているのかもしれない。
Digital Content Creation(コンテンツ制作)のテスト詳細について見てみよう。このテストでも十分な結果が出ているが、前世代のエントリーGPU搭載機種を下回る結果となった。3Dベンチマークテストでは高い結果が出ているだけに、やはりドライバやソフトの相性が影響しているのだろう。