エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1074
2021.11.14 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
DDR4対応のIntel Z690マザーボードである「Z690 Steel Legend WiFi 6E」には、最大5,000MHz動作をサポートするDDR4×4のメモリスロットが搭載されている。スロットのピンは安定した信号が伝送できる「15μゴールドコンタクト」仕様になっており、メモリ容量は最大128GBまで増設が可能だ。
デュアルチャネルに対応するDDR4×4のメモリスロットを実装。プロファイルはIntel XMP 2.0をサポートしている |
「インタラクティブUEFI」には最大9,866MHzまでの設定が用意されていた |
ストレージはPCI-Express4.0(x4)接続の「Hyper M.2」×2、PCI-Express3.0(x4)接続の「Ultra M.2」×1構成で、合計3スロットのM.2スロットを搭載している。上下に搭載された「Hyper M.2」には、アルミ製ヒートシンク「フルカバーM.2 ヒートシンク」を標準装備。NVMe SSDコントローラの発熱問題はしっかり対策されている。
ちなみにヒートシンクには、今回から新たに落下防止設計のネジを採用。固定用ネジを紛失する心配は無用だ。
最上段にはPCI-Express4.0(x4)に対応する「Hyper M.2」(「M2_1」)を搭載。ヒートシンクも標準装備している |
「M2_1」はM.2 2260/2280フォームファクタに対応している | 中段の「Ultra M.2」(「M2_2」)はM.2 2230/2242/2260/2280仕様のスロット。PCI-Express3.0(x4)またはSATA3.0に対応している |
下段の「M2_3」はPCI-Express4.0(x4)対応の「Hyper M.2」で、フォームファクタはM.2 2242/2260/2280/22110をサポートしている |
「Hyper M.2」に搭載された「フルカバーM.2 ヒートシンク」。両端のネジはヒートシンクから脱落しない形状になった |
SATA3.0(6Gbps)ポートも合計8基を搭載。ストレージインターフェイスに不満を感じることはないはずだ |
拡張スロットは合計5基で、最新のPCI-Express5.0に対応する(x16)スロットも1基備える。PCI-Express5.0(x16)スロットは実装方法に「表面実装技術(SMT)」を採用。シンプルなルーティングにより、特に高速パフォーマンス時の安定性が向上する。
そのほか、PCI-Express4.0(x4/x16形状)x1、PCI-Express3.0(x4/x16形状)x1、PCI-Express3.0(x1)x2を搭載。重量級カードを支える装甲仕様の「強化スチールスロット」がPCI-Express5.0(x16)スロットに限定されているあたりは、ポイントを絞った機能を特徴とする「Steel Legend」シリーズらしい特徴と言える。
合計5基の拡張スロットを搭載。上から2段目がPCI-Express5.0(x16)スロットだ。より高度かつ難易度の高い表面実装で取り付けられている |
PCI-Express5.0(x16)スロットはグラフィックスカード用を想定しており、カードの重量からスロットを保護する「強化スチールスロット」が採用されている |