エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1074
2021.11.14 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
ここでは、実際にマシンを構築する際の使い勝手を左右する、各種コネクタの配置をチェックしていこう。
ファンコネクタの配置(CPUファン:オレンジ/ケースファン:赤) |
まずはファン用のコネクタだが、全部でCPUファン用は2基、ケースファン用に5基が搭載されている。CPUファン用はすべてCPUソケットから上に固まっており、純粋なCPUファン用の「CPU_FAN1」と、水冷ポンプにも対応する「CPU_FAN2/WP」を備えている。オールインワン型水冷ユニットを使用する際は、この両方にそれぞれのコネクタを接続することになるだろう。
CPUファン用の「CPU_FAN1」は、電源用ヒートシンクとメモリスロットの間にレイアウト。CPUソケットからの距離も近い | もう一つのCPUファン用コネクタ「CPU_FAN2/WP」は、マザーボードの右上角に配置。水冷ポンプにも対応している。また、すぐ近くにはケースファン用「CHA_FAN3/WP」が実装されている |
ケースファン用のコネクタは、すべて水冷ポンプにも対応する仕様。中央左右に「CHA_FAN1/WP」と「CHA_FAN4/WP」、上部に「CHA_FAN3/WP」、下部に「CHA_FAN2/WP」と「CHA_FAN5/WP」をレイアウトしている。それぞれリアやトップ、フロント側からアクセスしやすい箇所に搭載されているため、冷却ファンや水冷ユニットを組み込む際も苦労しないはずだ。
マザーボード中央のリア方向寄りに搭載されている「CHA_FAN1/WP」 | 「CHA_FAN2/WP」はマザーボード下部の中央寄りに配置されている |
「CHA_FAN4/WP」は中央右寄り、M.2スロットとメモリスロットの間に配置されている | 「CHA_FAN5/WP」はチップセットや下段のM.2スロット、SATAポートが並ぶ場所に搭載。組み込んだ際はケースのフロント側からアクセスしやすい |
合計7基のファンは、ファンコントロール機能「FAN-Tastic Tuning」で詳細なカスタマイズが可能だ |
ARGB LED/RGB LEDピンヘッダ配置(ARGB:青/RGB:緑) |
「Z690 Steel Legend WiFi 6E」はアドレサブルRGBライティングの「ASRock Polychrome SYNC」に対応しており、各種RGBデバイスを接続可能なピンヘッダを備えている。
アドレサブルRGBに対応する5V/3pinのピンヘッダ「ADDR_LED」は、上部に2基と下部に1基の合計3基を搭載。12V/4pinのRGB LEDピンヘッダは、下部の「ADDR_LED1」に並んで「RGB_LED1」が1基のみ搭載されている。
マザーボード右上の端に並んで実装されている、アドレサブルRGB対応の「ADDR_LED2」と「ADDR_LED3」 | マザーボード下部のリア寄りに実装されている「ADDR_LED1」と「RGB_LED1」 |
最後は基板上に実装されている、各種コネクタやチップの類をまとめてチェック。画像セッションを締めくくろう。
メイン電源コネクタのATX24pin | CPU補助電源コネクタは8pin×2構成だ |
ATX24pinのすぐ隣に搭載されている、フロントポート用のUSB3.2 Gen.2×2ヘッダ | 同じくフロントポート用のUSB3.2 Gen.1ヘッダ |
LANポートのすぐ背後には、Realtekの2.5ギガビットLANコントローラ「Dragon RTL8125BG」が実装されていた |
Wi-Fiモジュール専用の「M.2_WIFI」スロットには、Intel AX210によるWi-Fi 6Eモジュールが搭載済み。なお、SMAケーブルが外れないように、新たに「Key-Eモジュールキャップ」が追加されている |
USB3.1 Gen.2リドライバPericom「PI3EQX」 | USB3.0ハブコントローラASMedia「ASM1074」 |
I/OコントローラNuvoton「NCT6796D-E」 | 便利なCPUレスBIOSアップデート機能「BIOS Flashback」用チップ |
基板は6層構成で、一般的なマザーボードの2倍の銅箔層を設けた「2oz 銅箔層PCB」が採用されている |