エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1079
2021.11.30 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
熱狂的なユーザーを多く抱えるバトルロイヤル系ゲームでは、どのようなパフォーマンスを発揮するだろうか。まずは人気タイトルの「Apex Legend」から見ていこう。画質設定はできる限り高品質な設定を選択、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測を行った。
設定を盛った状態ながら、フルHDでは平均130fpsオーバーの良好な結果に。WQHDでも100fpsに迫る平均フレームレートをマークしていることから、いずれも高リフレッシュレートのゲーミング液晶の性能を引き出したプレイが楽しめる。4K解像度も現状ではやや厳しいが、画質設定を調整すれば快適水準の平均60fpsをクリアすることは十分可能だろう。
引き続きバトルロイヤル系の人気タイトル「フォートナイト」をプレイし、そのパフォーマンスを見ていこう。APIはDirectX 12で、グラフィックスクオリティは“最高”を選択。さらに“最低”をベースに3D解像度を“100%”、描画距離を“最高”に変更したフレームレート重視のカスタム設定でも計測を行った。なお、解像度はこれまで通りフルHD/WQHD/4Kの3パターンだ。
早速結果を見ていくと、最高品質でもフルHDでは平均100fps以上をマークし、144Hz駆動クラスのゲーミング液晶を組み合わせた快適プレイが見込める。WQHD解像度では平均フレームレートが60fpsに達しており、現実的なプレイ水準としてはここまでが限界。フレームレートが平均30fpsの4K解像度では、最高品質でのプレイは難しいだろう。
しかし“実戦重視”のカスタム設定であれば、4K解像度でも平均300fpsオーバーのフレームレートをマーク。フルHDなら平均400fpsに迫るパフォーマンスであり、どの解像度でも最高水準の快適プレイが可能だ。
ゲーム系検証の最後は、レイトレーシングにも対応するバイオハザードの最新タイトル「バイオハザード ヴィレッジ」をプレイする。グラフィックス設定は最高の“限界突破”を選択し、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターン。さらにレイトレーシングを有効にした場合や、AMDの超解像技術「AMD FidelityFX Super Resolution(FSR)」を有効にした場合の結果も合わせて見ていこう。
まず素の状態から見ていくと、フルHDで平均約175fps、WQHDでも平均約110fpsの高フレームレートをマーク。4Kでは平均60fpsに一歩及ばなかったが、それなりの高解像度でもRadeon RX 6600なら「バイオハザード ヴィレッジ」をリッチな画質設定かつ高フレームレートでプレイできる。
そして「FSR」を有効にすれば、さらにパフォーマンスが爆発。画質設定や解像度を下げて描画し、アップスケーリング表示する超解像技術で、4Kでも平均100fpsオーバーまでフレームレートが改善。フルHDに至っては平均300fpsに迫るフレームレートをマーク、最高レベルの高リフレッシュレート液晶を組み合わせたプレイも視野に入ってくる。
なお、レイトレーシング機能が厳しめなGPUとあって、レイトレーシングを有効化するとフレームレートはガタ落ち。ただし「FSR」を有効化すれば、フルHDとWQHD解像度で平均60fpsを超える水準までフレームレートが改善した。さすがに通常設定のようにはいかないものの、「FSR」の恩恵はかなり大きいと言える。