エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1085
2021.12.12 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、実際にPCを組み立てる際の配線や利便性など、使い勝手に大きく影響する、ファンコネクタやLEDコネクタのレイアウトをチェックしていこう。
「Click BIOS 5」の「Hardware Monitor」では、すべてのファンコネクタの回転数を細かく制御することができる |
基板の右上と基板の中央下にまとめられたファンコネクタ。なお中央下には、普段あまり見ることのないフローメーター用の3pinコネクタも用意されている |
4pinファンコネクタは最大出力24WのCPUクーラー向け「CPU_FAN1」、ケースファン向け「SYS_FAN1~6」と、最大出力36Wのポンプユニット向け「PUMP_FAN1」の計8基搭載。制御方法は標準で「CPU_FAN1」が「Auto mode」、「PUMP_FAN1」が「PWM mode」、「SYS_FAN1~6」が「DC mode」に設定されているがいずれも「Hardware Monitor」のファンコントロール機能で設定することができる。またコネクタの配置は基板上の大部分が各種ヒートシンクで覆われていることもあり、基板の右上と基板の中央下にまとめられている。
LEDコネクタは5V/3pinx2、12V/4pinx1で、一般的なマザーボードと比べると12V/4pinが1つ少ない。ただし、もともとあまりイルミネーションを考慮していないマザーボードということで、特に問題にはならないだろう |
LEDのコネクタは、基板右上と左下にそれぞれ5V/3pin(青枠)が、基板左下に12V/4pin(緑枠)を搭載する。またMSIのマザーボードではおなじみのCORSAIR製ファン・RGBコントローラ「Lighting Node PRO RGB」を接続するための「JCORSAIR1」(紫枠)が基板右上に別途用意されていた。
画像セッションのラストは、ここまで紹介することができなかった基板上に実装されているチップやコントローラをまとめてチェックしていこう。
メインの電源コネクタはおなじみのATX 20+4pin | フロントI/O用のType-CコネクタもUSB3.2 Gen.2×2に対応 |
POST状態をリアルタイムに確認できる「Debug Code LED」 | 電圧が測定できる「V-Check Points Lite」や異常のあるパーツがわかる「EZ Debug LED」 |
電源・リセットボタンやBIOS切り替えスイッチも実装 | USB PD 3.0コントローラITE「IT8853FN」 |
基板裏面には、ほぼ半分を覆うようにアルミニウム製のバックプレートを搭載 |
アルミニウムバックプレートの電源回路部分にはサーマルパッドが貼り付けられている |
スペーサー穴が開いていない箇所にはショートや傷を防ぐ保護塗装済み | スペーサー穴は「Double ESD Protection」で、周囲には保護塗装が施されていた |