エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1087
2021.12.20 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここでは実際にPCを組み立てる際の使い勝手を左右する、ファンコネクタやLEDコネクタの数やレイアウトをチェックしていこう。
計7基の4pinファンコネクタを搭載。なお「CPU_FAN」と「CPU_OPT」は連動しているため、「FanXpert4」で制御できるのは6基のファンコネクタになる |
基板の上に2基、中央に2基、下に3基とバランス良く配置された4pinファンコネクタ。なお「CPU_FAN」はひと目で区別ができるようグレーに色分けされている |
ファン用4pinコネクタは、CPUクーラー用(CPU_FAN、CPU_OPT)が2基、ケースファン用(CHA_FAN1~4)が4基、ポンプユニット用(AIO_PUMP)が1基の計7基を備える。いずれも出力は最大12W、標準の制御方法は「AIO_PUMP」が「フルスピード」、それ以外は「Q-Fan Control」に設定され「FanXpert4」を使えば回転数を細かく制御することができる。なお「CPU_OPT」については「CPU_FAN」の制御方法が適用されるため、個別の設定ができないようになっていた。
LEDコネクタは5V/3pinが3基、12V/4pinが1基の計4基。12V/4pinが少なく感じるかもしれないが、最近では対応デバイスが少なくなっているため、実際の運用で困ることはないだろう |
5V/3pinのLEDコネクタは最新のアドレサブルGen2 RGBにも対応する |
LEDコネクタは、5V/3pinが基板右上に1基と基板左下に2基、12V/4pinは基板右上に1基の計4基。いずれも「Aura Sync」機能でイルミネーションを制御でき、5V/3pinコネクタはLED数の検出ができるアドレサブルGen2 RGBにも対応する。
画像セッションのラストは基板上に実装されている、各種コネクタやチップ類をまとめてチェックしていこう。
メインの電源コネクタはATX 24pin | フロントパネル用のUSB3.2 Gen.2 Type-CコネクタとUSB3.2 Gen.1コネクタ |
4pinファンコネクタにはNuvoton製リニアファンドライバ「3949S」を搭載 |
リアインターフェイス部分には2.5ギガビットLANチップIntel「I225-V」や、HDMI/DVIレベルシフターASMedia「ASM1442K」、USB3.2 Gen.2×2 Type-CコントローラRealtek「RTS5463」などを搭載 |
USB3.2 Gen.1ハブASMedia「ASM1074」 | I/OコントローラNuvoton「NCT6798D」 |
基板には放熱性に優れる6層PCBを採用。また基板裏面には主要なコントローラやコンデンサ、抵抗等は実装されていなかった |