エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1097
2022.01.25 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて実際にPCを組み立てる際の使い勝手を左右する、ファンコネクタやLEDコネクタのレイアウトをチェックしていこう。
CPUクーラー用のファンコネクタである「CPU_FAN」はグレーで色分けされているため、ひと目で判別できる |
ファンの制御モードや回転数は「Q-Fan Control」で細く設定できる |
ファン用4pinコネクタは、CPUクーラー用(CPU_FAN、CPU_OPT)が2基、ケースファン用(CHA_FAN1~4)が4基、ポンプユニット用(AIO_PUMP)が1基の計7基で、制御方法は「AIO_PUMP」が「フルスピード」、それ以外は「Q-Fan Control」に設定されている。いずれも出力は1A/12Wで、ファンコントローラ機能で回転数や制御方法を細かく設定可能だ。また上段に2基、中段に2基、下段に3基とバランス良く配置されており、CPUクーラーやケースファンのケーブルを最短で接続できる。
LED関連のピンヘッダは基板右上と基板下中央の2箇所にまとめられた標準的な構成で、配線に困ることはないだろう |
アドレサブルRGB用のピンヘッダは「Armoury Crate」でGen1とGen2の切り替えが可能 |
続いてLEDコネクタを確認していこう。アドレサブルRGB LEDに対応する5V/3pinは基板右上に2基、基板下に1基の計3基、RGB LEDに対応する12V/4pinが基板下に1基の計4機搭載する。いずれもASUSのイルミネーション機能「AURA Sync」でカラーや発光パターンを制御でき、5V/3pinコネクタはLEDの個数を検出できる第2世代アドレサブルRGB LEDをサポートしている。
画像セッションのラストはここまで紹介できなかった、各種コネクタやチップ類をまとめてチェックしていこう。
メイン電源用のATX24pinコネクタ | フロントパネル用のUSB3.2 Gen.2 Type-CコネクタとUSB3.2 Gen.1 Type-Aコネクタ |
POST時のエラーを把握できる「Q-LED」 | PCI-Express3.0スイッチチップASMedia「ASM1480」 |
ベースクロックを変更できる「Pro Clock」チップ | ASUSおなじみのチューニングチップ「TurboV Processing Unit」(TPU) |
基板上にはパックマンの敵キャラ風や、インベーダー風のドット絵が飾られている |
I/OコントローラNuvoton「NCT6798D」 | フロントパネル用のピンヘッダは基板右下に実装 |
「BIOS FlashBack」用のコントローラチップとUEFI BIOS ROM(MXIC「MX25L25673G」) |
リアインターフェイスカバーの下には、各種コントローラやハブなどが多数実装されている |
USB3.0リピータASMedia「ASM1464」 | USB3.2 Gen.2×2リニアリドライバDIDEOS「PI3EQ2004ZHE」 |
USB3.2 Gen.1ハブASMedia「ASM1074」 | HDMI2.0リタイマバッファITE「IT66317FN」 |
基板は高品質な6層PCBで、PCI-Express5.0や、DDR5メモリスロットはノイズの少ない表面実装方式を採用する |