エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1102
2022.02.04 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
「3DMark」関連のテストが一段落したところで、ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは大規模なレイド戦を考慮し、これまでに比べて判定が厳しくなった「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」ベンチマークからだ。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類の解像度で計測を⾏っている。
フルHD解像度のスコアはいずれも約13,000ポイント、判定も上から2番目の“とても快適”で、最高品質の美しい映像でゲームを堪能できる。またWQHD解像度でも“やや快適”判定に留まることから、若干の画質調整で対応が可能だ。ただし、4K解像度では“設定変更を推奨”まで判定が落ち込むことから、素直に上位モデルを選択したほうがいいだろう。
続いて、重量級のRPGゲームとして知られる「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」のベンチマーク結果を確認していこう。描画品質は“⾼品質”で、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択した。
もともとGeForceシリーズに最適化されていることもあり、Radeonシリーズには不利なテストだが、それでもフルHD解像度なら約4,800ポイント、判定は“やや快適”で高画質な設定でもストレス無くゲームを楽しめる。ただし、それ以上の解像度でゲームをやる場合はより上位のモデルか、GeForce RTX 30シリーズを選択したほうがいいだろう。
続いて、高フレームレートが狙いやすいタクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のベンチマーク結果を確認していこう。APIはVulkan、総合品質は“最高”で、解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
さすがに4K解像度では40fps前後と厳しい結果だが、WQHD解像度なら100fps超え、フルHD解像度なら170fpsを超え、最高画質でも144Hzクラスの高リフレッシュレートの液晶ディスプレイの性能を存分に引き出すことができる。