エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1110
2022.02.26 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
「Optix MAG281URF」のスペックや概要をつかんだところで、実際にゲームを試遊した際の見え方をチェックしていこう。今回も「フォートナイト」や「Ghost of Tsushima Director’s Cut」「Assetto Corsa」を使い、PCおよびPS5の映り具合を確認するとともに各種機能のチェックを進めていく。
ゲーム画面を見てまず感じたのは、4K解像度ならではの高精細な映像、そして広く見やすい表示だ。解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)に比べて4倍の広い表示領域をもつ4K(3,840×2,160)。WQHD(2,560×1,440)クラスの液晶と比べてもその違いは一目で分かるレベルだと感じた。加えてRAPID IPSパネル採用による高速描画性能もすばらしく、VAや通常のIPSパネルとはひと味違った高画質と高速応答をともに体感できる。
実際のゲームで有効な機能として用意されているのが補正機能「ナイトビジョン」だ。暗闇や夜といった暗いシーンの映像を見やすく補正してくれるもので、ゲーム中に薄暗い場面で敵と遭遇した場合などに効果を実感することができる。
通常暗いシーンは、液晶の輝度を上げたりすることで視認性が改善されるが、画面全体の輝度を一律で向上させるため、明るい部分は白飛びしやすい。ナイトビジョンは、5段階で輝度を最適化することで、白飛びを抑えゲームの雰囲気を損なうことなく視認性を高めることができる。実際の効果については後ほどテストセッションで確認しよう。
「Optix MAG281URF」は、アイケア機能として一般的なソフトウェアによるブルーライトカットではなくハードウェアレベルで制御する「ハードウェアブルーライトカット」を備えている。ドイツに本拠地を置く第三者検査機関であるTUV Rheinland(テュフ・ラインランド)のEyesafe認定を取得しているというもので、特別な設定は不要で電源を投入するだけで有効になる。
目に影響する波長のブルーライトをカットすることで、豊かな色表現を維持しつつ目に優しい環境でゲームを楽しむことができるというものだが、ゲームはもちろんテレワークなど長時間のビジネスシーンにも最適だろう。なお、設定メニューにはソフトウェアによるブルーライトカット機能も用意されている。