エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1111
2022.02.28 更新
文:藤田 忠/撮影:松枝 清顕
拡張スロットは、残念ながら第12世代Intel Coreプロセッサで採用されたPCI-Express5.0には非対応になるが、PCI-Express4.0(x16)x1、PCI-Express3.0(x4/x16形状)x1、PCI-Express3.0(x1)x2の合計4スロットを搭載する。なお、グラフィックスカード向けのPCI-Express4.0(x16)スロットには、3連ファン、3スロット占有GPUクーラー採用の重量級グラフィックスカードを、安心して組み合わせられるメタルシールドで補強した「SafeSlot」が採用されている。
拡張スロットは合計4スロットを備え、グラフィックス向けスロットはPCI-Express4.0(x16)をサポートする | グラフィックス向けスロットはメタルシールドで補強してあるので、重量のあるハイエンドグラフィックスカードを安心して搭載できる |
オーディオ回路用コンデンサや、ノイズ対策された設計が採用されている |
オーディオ回路には、メインストリームからエントリーまで、これまで数多くのマザーボードに採用されてきた7.1ch HDオーディオ対応のRealtekサウンドチップ「ALC897」を搭載している。
サウンドチップには7.1ch対応のRealtek「ALC897」を搭載 | 基板レベルでオーディオ回路を分離させた設計が採用されている |
バックパネルのインターフェイスは必要十分で、USBポートは帯域幅20GbpsのUSB3.2 Gen.2×2 Type-Cのほか、USB3.2 Gen.2 Type-A×2、USB3.2 Gen.1 Type-A×1、USB2.0×2と、まず困ることはない構成になっている。そのほか画面出力端子はDisplayPort×1とHDMI×1に加え、最近では珍しいD-Sub15pinx1が備わっている。
近年の環境では出番が少ないD-Subだが、会社にあるちょっと前のプロジェクターとの接続など、オールラウンドを想定した「PRIME」シリーズならではの装備と言える |
Realtek「RTL8125BG」による最高2,500Mbpsの2.5ギガビットLANを搭載する |
コストを抑えたモデルのため、一体型I/Oパネルは採用されていない |