エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1118
2022.03.23 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
続いて、液晶ディスプレイ本体以外の付属品をチェックしておこう。HDMIケーブルやDisplayPortケーブルは各1本が標準で付属。ドライバーレスで組み立て可能なため、細かいネジ類がないのが嬉しい。
HDMIケーブル | DisplayPortケーブル |
ACコード(長さ約140cm) | ディスプレイベース |
マニュアルおよび保証書 |
レビューの締めくくりは、組み込み手順を画像で確認する。「G34WQC A」のパッケージ外形寸法は幅938mm、高さ553mm、奥行き272mm、重量は約12.1kg。幅がある大型パッケージのため、店頭購入の際は、車でもなければ発送が無難だ。
パッケージは茶箱で液晶本体がデザインされている。左下には1500R、144Hz、21:9などの製品情報が記載されていた |
液晶パネル本体は重量があり湾曲していることから、梱包材の上に置いて組み立ては慎重に進めるようにしよう。組み立ては手回しネジを使用するためドライバーレス。難しいところもなく数分で作業は完了する。
パッケージから取り出した液晶パネル本体は梱包材から出す前にディスプレイベースを取り付ける |
ディスプレイベース装着後に本体を立てる |
液晶パネルとアーム部分の間にはめ込んであるスタンドを取り外すと高さ調節が可能になる | 取り外したスタンドは、再度梱包する際に必要になるので保管しておこう |
144Hz駆動の高リフレッシュレートや応答速度1ms、コントラストに優れるVAパネルの採用といったゲーマーが求めるスペックを網羅。さらにアスペクト比21.9のUWQHD(3,440×1,440ドット)解像度を34型の大画面で表示できる「G34WQC A」。なんといってもウルトラワイドによる表示領域の広さと1,500Rの曲面パネルがもたらす没入感は、FPSはもちろんTPSやRTS、レースゲームにいたるまで、とにかくゲームとの相性が抜群だ。今まで遊びなれたゲームのはずが、さらに面白くなったとすら感じることができる。
もちろん、ゲームだけではなく、動画や画像編集、複数アプリケーションやウィンドウを表示させるなど、ビジネスシーンでも活躍してくれるため、テレワーク環境と併用で使うのもオススメできる。
「G34WQC A」のポテンシャルを引き出すには、それなりのグラフィックスカードを搭載したゲーミングPCが必要になるが、それでも4K解像度対応のゲーミング液晶ディスプレイに比べてコストを抑えることができるのも魅力。また、設置するには約810mmの横幅を占有する点についても、デュアルディスプレイ環境からの移行と考えれば、スペースを確保するのも難しくないはず。迫力のある見やすいディスプレイに興味があるなら、是非とも購入候補に加えて欲しいイチオシモデルだ。
協力:日本ギガバイト株式会社