エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1121
2022.03.29 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
静音性と冷却性能を両立したという、MSI自慢の3連ファンクーラー「TRI FROZR 2S」を搭載する「GeForce RTX 3090 Ti SUPRIM X 24G」だが、そのサイズは実測で長さ336mm、幅140mm、厚さ71mm、実質4スロットを専有するまさに圧巻のスタイルだ。本体重量も2Kgを超える実測2,146gで、大型化が進むハイエンドグラフィックスカードの中でも間違いなく最大クラス。通常の水平設置で運用する場合は必ず付属のグラフィックスカードスタンドを併用するようにしよう。
PCI-Express4.0(x16)スロットの位置を見ると、その長さがおわかりいただけるだろう。幅もかなり大きいため、ミニタワーやミドルタワーでも比較的コンパクトなPCケースに搭載する場合はあらかじめクリアランスを確認しておこう |
「TRI FROZR 2S」のトップカバーには、ファンとファンの間にV字型のLEDイルミネーション機能を備える |
サイドから確認するとヒートシンクだけでブラケットと同じほぼ3スロットを専有していることがわかる。またファンからの風が抜けるようにヒートシンクの側面は開放されている |
側面上側には「SUPRIM」と「GEFORCE RTX」のロゴをデザイン。またこちらにもLEDを内蔵しており、水平・垂直どちらの設置方式でもイルミネーションを楽しめる |
バスインターフェイスはこれまでと同じPCI-Express4.0(x16) | 補助電源コネクタはPCI-Express5.0互換の16pinコネクタ「12VHPWR」 |
基板の裏面にはブラッシュ仕上げのアルミニウム製バックプレートを搭載 |
カードの先端部分にはファンから吹き付けた風が抜けるスルーホールを実装。またドラゴンロゴも飾られている | VGAクーラーとGPUコアを適度なテンションで密着するリテンションは4本のネジで固定 |
GeForce RTX 3090と同様NVLinkによるマルチグラフィックス環境に対応する | ファンの回転は「SILENTモード」(デフォルト)と「GAMINGモード」を切り替えて使用できる |
ヒートシンク先端には、エアフローを整流する効果があるという「デフレクタ」を実装 |
出力インターフェイスはHDMI2.1×1、DisplayPort1.4ax3の計4系統。ブラケットは3スロットを専有し、上2スロット分は通気孔としてデザインされている |