エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1121
2022.03.29 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いてカードを分解して気になる内部構造をチェックしていこう。まずは巨大なオリジナルクーラー「TRI FROZR 2S」からだ |
冷却性能はもちろん、静音性も重視したというMSIのオリジナル3連ファンクーラー「TRI FROZR 2S」。冷却ファンには一対のファンブレードの外輪部分を結合することでヒートシンクにエアフローを集中させる「TORX FAN 4.0」を搭載する。またGPUコアやメモリが触れる部分にはニッケルメッキを施した銅製のベースプレートを備え、ベースプレートとの接触面積を拡大した「CORE PIPE」や、気流を分割してノイズを抑える「Wave-curved 2.0」、エアフローを整流する効果があるという「デフレクタ」など、従来通りの機能が確認できた。
ドラム部分に「ドラゴンロゴ」がデザインされた「TORX FAN 4.0」。サイズは実測で95mmだった | 冷却ファンやLED用のケーブルはケーブルガイドで固定されている |
ヒートシンクは2ブロック構成で、ヒートパイプを使い連結されている |
ニッケルメッキの大型ベースプレートを使い、GPUコアとメモリをまとめて冷却する仕組み |
「CORE PIPE」と呼ばれるヒートパイプは計8本搭載 | 前方のヒートシンクには6本貫通しており、残り2本は後方のヒートシンクを貫通している |
ヒートシンクの精度も高く美しい仕上がり。また要所には電源回路のMOSFETを冷却するメタルプレートも配置されている |