エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1130
2022.04.20 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
続いて、Webサイトの閲覧やビデオチャット、オフィスアプリケーションなどシステムの総合的なパフォーマンスを測定する「PCMark 10 Extended」の結果を確認していこう。
シングルスレッド性能の影響が大きいこともあり、Ryzen 7 5800Xとの比較でも総合スコアの差は約2%に留まる。そしてRyzen 7 5700Gとの比較ではすべてのテストで上回り、総合スコアも約6%と比較的大きな差がついた。
続いて定番3Dベンチマーク「3DMark」の結果を確認していこう。まずはAPIにDirectX 12を使用する「Time Spy」のスコアからチェックを進めていく。なおハイエンド構成ということを考慮して、プリセットには「Time Spy」と「Time Spy Extreme」を使用している。
Ryzen 7 5800Xがトップなのはこれまでと変わらないが、Ryzen 7 5700XとRyzen 7 5700Gを比較するとTime Spyで約6%、Time Spy Extremeでも約5%の差がついた。もちろんL3キャッシュの容量差もあるだろうが、バスインターフェイスがPCI-Express3.0に制限されている影響もありそうだ。
続いて、APIにDirect X11を使用する「Fire Strike」のスコアもチェックしていこう。こちらもハイエンド環境ということを考慮して、「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類のプリセットを選択した。
Time Spyに比べるとマルチスレッド性能の影響が小さいこともあり、「Fire Strike Extreme」や「Fire Strike Ultra」ではRyzen 7 5800Xとほとんどスコアに差がなくなっている。またRyzen 7 5700Gとの比較では、「Fire Strike」で約5%、それ以外でも約2%の差がつき、やはりバスインターフェイスがPCI-Express3.0に制限されている影響もありそうだ。