エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1131
2022.04.22 更新
文:撮影・こまめ
3Dベンチマークソフト「3DMark Version 2.22.7336」から、DirectX 12のパフォーマンスを計測する「Time Spy」の結果は以下のとおり。
このテストではCPU性能が比較的強く影響するのだが、同じGPUの平均値を下回る結果だった。これは「Stealth 15M B12U」で「最大グラフィックスパワー」が75Wに設定されているため。NVIDIA GeForce RTX 3060の仕様上のサブシステム電力は60~115Wで、NVIDIA Dynamic Boost 2.0を利用すればさらに電力を上乗せできる。「Stealth 15M B12U」の75Wは、標準よりも低い部類に入ると考えていい。このチューニングが、ベンチマークスコアに影響しているに違いない。前述したCPU/GPUの温度計測結果でGPU温度が低く抑えられていたのも、このチューニングのためだろう。薄さ/軽さとパフォーマンスはトレードオフの関係にあることを考えれば、ある程度はやむを得ないのかもしれない。
同じく「3DMark Version 2.22.7336」から、DirectX 11のパフォーマンスを計測する「Fire Strike」の結果について。
Direct X12に比べて処理が軽いDirect X11のテストでも同様に、NVIDIA GeForce RTX 3060の平均値を下回る結果が出ている。ただしパフォーマンス的には、WQHD(2,560×1,440ドット)の解像度でもほぼ十分なレベルだ。非常に重いタイトルであれば多少の影響が見られるかもしれないが、フルHD(1,920×1,080ドット)で楽しむぶんには気にする必要はない。