エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1132
2022.04.25 更新
文:撮影・藤田 忠
ここからは240mmサイズラジエターモデル「MasterLiquid PL240 Flux」のパフォーマンスを、Core i7-12700Kを搭載したテスト環境に組み込んでチェックしていくことにしよう。マザーボードにはIntel Z690チップセットを採用するMSI「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」を使用し、ラジエターファンの回転数は、MSI「Smart Fan Mode」のデフォルト設定で運用している。
マザーボードにはMSI「MAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4」を使用している |
テストセッションに進む前に、ウォーターブロックとラジエターファンのアドレサブルRGB LEDを発光させてみていこう。デバイスはアドレサブル Gen2 RGB対応のコントローラー「LED CONTROLLER A1」に接続し、独自ソフトウェアの「MasterPlus+」で制御している。
「MasterPlus+」。LEDごとに発光色を指定するなどの制御が可能になっている |
ファンとウォーターブロックを好みの色やパターンで発光させてPCを彩ろう |
気になる冷却性能や静音性のテストに進んでいこう。ストレステストには「CINEBENCH R23:Minimum Test Duration:30 minutes」と、「OCCT 10.0.7:CPU(データセット 大、テストモード エクストリーム、45分間)」を利用。第12世代Intelプロセッサで重要なパワーリミットの設定は、「Processor Base Power(PBP)」を125W、「Maximum Turbo Power(MTP)」を190Wに設定した「Intel標準設定」に加え、電力制限が外れた状態となる、PBP/MTP:4,096Wの「リミット解除設定」で行っている。
テスト実行中のCPU温度や、動作クロックは「HWiNFO64 Pro」を利用して記録。CPU温度は「CPU Package」、動作クロックはPコア「P-core 0 Clock」、Eコア「E-core 8 Clock」の数値としている。
20スレッドで動作するCore i7-12700K。TDP(PBP)は125Wになる |
「Intel標準設定」動作時は、手動でPL1:125W、PL2:190Wに設定 | 実質電力制限が外れる「リミット解除設定」は、UEFIの「OC」「CPU Cooler Tuning」で「Water Cooler(PL1:4096W)」を選択している |
「リミット解除設定」時の「CPU Package Power」は、191.868Wになっていた |