エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1133
2022.04.27 更新
文:編集部 池西 樹/撮影:松枝 清顕
ここからは「RD-RX6400-E4GB/LP」を実際にPCへ組み込み、簡単にパフォーマンスをチェックしていこう。テスト用のPCにはCPUがボトルネックにならないようCore i9-12900KSを搭載したハイエンドモデルを用意し、「Smart Access Memory」(Resizable BAR)機能は有効にした状態で計測を実施している。(検証:土屋 和樹)
GPUクロックはブーストクロックと同じ最高2,313MHzまで上昇することを確認した |
まずはAPIにDirectX 12を使用する定番ベンチマーク「3DMark Time Spy」のスコアを確認していこう。なおプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
総合スコアは「Time Spy」が約4,200ポイント、「Time Spy Extreme」が約1,900ポイントで、以前検証したRadeon RX 6500 XTと比較するとほぼストリームプロセッサ数通りとなる75%強のスコア。ちなみにフレームレートは「Time Spy」でもGraphics test 1/2とも20fps台に留まり、重量級のゲームでは4K解像度はもちろん、WQHD解像度でも高画質設定は厳しいだろう。
続いてAPIにDirect X11を使用するラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアも確認しておこう。こちらもプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
Radeon RX 6500 XTとの比較ではいずれも約8割前後のスコアをマークしており、「Time Spy」に比べるとやや差が縮まっている。またフレームレートは4K解像度の「Fire Strike Ultra」やWQHD解像度の「Fire Strike Extreme」では30fpsに届かないが、Radeon RX 6400がターゲットにしているフルHD解像度の「Fire Strike」ではGraphics test 1で56.12fps、Graphics test 2でも48.85fpsをマークし、シングルプレイであれば重量級のゲームでも高画質な設定で快適に動作させることができる。