ベンチマークテスト：Watch Dogs Legion

続いてオープンワールド型アクションゲームの大作「Watch Dogs Legion」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。画質設定は“最大”、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測を行っている。

Ryzen 5 3500では1,920×1,080ドットや2,560×1,440ドットでスコアが伸び悩み、グラフィックスカードの負荷が非常に高いゲームでもCPUの影響はある。ただし、6コア/12スレッドのCPUではどの解像度でも大きな差はなく、Ryzen 5 3600以上のCPUを選択すればどれも同等のパフォーマンスが期待できる。

ベンチマークテスト：Far Cry 6

続いて人気FPSゲームの最新作「Far Cry 6」のゲーム内ベンチマークのスコアを確認していこう。画質設定は“最高”、解像度は1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で計測を行った。

これまでのゲーム系ベンチマークと同じく、グラフィックスカードへの負荷が大きい3,840×2,160ドットではいずれも横並びだが、2,560×1,440ドット以下ではRyzen 5 5600が頭一つ抜け出している。またRyzen 5 5500とRyzen 5 3600を比較すると、Ryzen 5 3600の方が優勢で、「Far Cry 6」でもL3キャッシュ容量が少ないデメリットは大きいことがわかる。

ベンチマークテスト：フォートナイト

ゲーム系ベンチマークのラストは、バトルロイヤルゲームの人気タイトル「フォートナイト」をチェックしていこう。解像度はこれまでと同じ1,920×1,080ドット、2,560×1,440ドット、3,840×2,160ドットの3種類で、APIはDirectX 12を選択。グラフィックスクオリティは“最高”に加え、“最低”をベースに3D解像度を“100％”、描画距離を“最高”に変更したフレームレート重視のカスタム設定でも計測を行っている。

最高品質ではRyzen 5 3500がいずれの解像度でも低めのスコアで、CPUがボトルネックになっているようだ。ただし、それ以外のCPUについては大きな差はなく、画質重視の設定でプレイするなら6コア/12スレッドのRyzen 5シリーズであればどれも同等の性能が期待できる。

一方、カスタム設定では、すべての解像度でRyzen 5 5600がその他のCPUを上回る。特に1,920×1,080ドットでは2番手のRyzen 5 5500との比較でも20％以上の差がつき、リフレッシュレートを重視した設定では「Vermeer」が力を発揮する。