エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1137
2022.05.05 更新
文:編集部 絵踏 一/撮影:松枝 清顕
今回ピックアップしたグラフィックスカードの中から、まずは現行GeForce RTX 30シリーズのエントリーGPUであるGeForce RTX 3050を搭載する「DUAL-RTX3050-O8G」をチェックしていこう。
GeForce RTX 3050はAmpereアーキテクチャを採用する最新世代のエントリーGPUで、SM(Streaming Multiprocessor)数は20基、CUDAコア数は2,560基を内蔵。高画質設定でフルHD/60fpsをクリアできるとされ、エントリー向けGPUとしては初めてレイトレーシングやNVIDIA DLSSにネイティブ対応した点も話題になった。
ASUS「DUAL-RTX3050-O8G」 実勢売価税込49,800円前後(2022年4月現在) 製品情報(ASUS) |
そして「DUAL-RTX3050-O8G」のトレードマークは、奥行き200mmとコンパクトながらデュアルファンを装備したオリジナルのクーラーだ。ブレードを大型化できる小型ファンハブとエアフローを改善するスリムなバリアリングを組み合わせた「Axial-techファン」を採用、GPU温度が50℃以下になるとファンを停止するセミファンレス機能「0dBテクノロジー」にも対応する。
基本スペックは、ブーストクロックがGaming mode時1,822MHz、OC mode時1,852MHz(リファレンス1,780MHz)のオーバークロック仕様。ビデオメモリはメモリスピード14Gbps、メモリバス幅128bitで、GDDR6 8GBが実装されている。
そのほか、推奨電源ユニット容量は550Wとされ、補助電源は8pin×1を搭載。バスインターフェイスはPCI-Express4.0に対応し、出力インターフェイスはDisplayPort1.4a×3とHDMI2.1×1の4系統を備える。
デュアルファンクーラーと「オートエクストリームテクノロジー」がアピールされたパッケージ。オーバークロックモデルであることもひと目で分かる |
また、すべてのはんだ付けを1回の自動工程で完了させ、部品の熱的負荷を軽減する「オートエクストリームテクノロジー」で製造されたカードでもあり、品質や信頼性の高さもトピック。外形寸法は幅123mm、奥行き200mm、高さ38mmとコンパクトな「2スロット設計」を採用、スリムなシステムやスモールフォームファクタ環境にも組み込みやすい。