エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1138
2022.05.11 更新
文:撮影・藤田 忠
ストーム「PG-PH12T」 基本構成売価税込228,800円 製品情報(ストーム) |
可能な限り動作音を抑えた静音タイプや、設置場所を選ばない省スペースタイプなど、多くのカスタムPCを用意するストームだが、最も目を引くのはPCをキレイに彩るLEDギミックを備えたゲーミングモデルだろう。今回選んだのはエアフローとデザイン性に優れたストーム専売PCケースの「METALLICGEAR NEO AIR MG-NE520A」を採用する「PG-P」シリーズだ。
ストーム専売PCケースの「METALLICGEAR NEO AIR」シリーズは、本格水冷を想定したモデルや独特な煙突形状のモデルといった、多くのエンスージアスト向け製品を手がけてきたPhanteksによる“Powered by Phanteks”のプロダクトだ。その出来栄えは、さすがは世界の自作PCユーザーたちの心を掴んできたPhanteksと言ったところ。MG-NE520Aもまた、ハイエンドパーツを安心して組み合わせられる通気性抜群のフロントメッシュパネルに、サイド強化ガラスパネルと合計3基のLEDファンによる魅せるデザイン、スリム&コンパクトなボディなど、数々の魅力が詰め込まれたミドルタワーPCケースになっている。
2基のRGB LED内蔵ファンを装備し、フロントを美しく彩る |
AMD Ryzen CPU搭載モデルを含め、「PG-P」シリーズは、執筆時点で29モデルを用意する |
単体でも欲しくなること受けあいのMETALLICGEAR NEO AIR MG-NE520Aに、第12世代Intel Coreプロセッサ、GeForce RTX 30、DDR5メモリ、PCI-Express4.0対応NVMe M.2 SSDといった最新&旬なパーツを詰め込んだのが「PG-P」シリーズの「PG-PH12T」だ。標準構成では、マルチスレッド性能が効く画像・動画の編集などのクリエイティブな作業からゲームまで、さまざまなシーンで活躍できる12コア/20スレッドのCore i7-12700と、ミドルハイGPUのNVIDIA GeForce RTX 3060 Ti搭載グラフィックスカードが組み込まれている。
標準構成で税込228,800円となる「PG-PH12T」 |
マザーボードはIntel Z690チップセットマザーボードで、次世代メモリのDDR5をサポートしたMSI「PRO Z690-A WIFI」を採用。LEDイルミネーションを内蔵したヒートシンクなどのLEDギミックは非搭載ながら、55A DrMOSによる14+1+1フェーズの堅牢な電源回路とともに、2.5ギガビットLANやWi-Fi6など最新のインターフェイスを備えている。メモリはDDR5-4,800GHz 16GB、ストレージはPCI-Express4.0(x4)対応の500GB SSD、80PLUS GOLD認証を取得した850W電源ユニットといった構成だ。
今回は「PG-PH12T」の標準構成からCPUをP8+E8 16コア/24スレッドのCore i9-12900に変更した税込254,100円のカスタマイズ構成を触っていこう。
「PG-PH12T」は、CPUのダウングレードも可能になっている。ここではCore i9-12900にカスタマイズしている | CPUクーラーは大型空冷タイプ(+5,200円)や水冷タイプ(+12,000円)へのBTOも可能だ。今回は標準構成のままにしている |