エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1138
2022.05.11 更新
文:撮影・藤田 忠
続いては「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」と双璧をなす人気eスポーツタイトルの「Apex Legends」で見ていこう。画質はできる限り高品質になるように設定し、解像度はこれまで通り3種類で実行している。テストは144fpsのフレームレート上限を取り外した状態で起動し、ゲーム内「射撃訓練場」の一定ルートを60秒間移動した際のフレームレートを「CapFrameX」で記録した。
最も描画負荷が高くなる4K解像度でも、平均フレームレートは102.6fpsを記録しており、フルHDとWQHD解像度では144Hzの張り付きプレイを狙っていける結果になっている。144Hz駆動のゲーミング液晶と組み合わせて、eスポーツ大会出場を目指していこう。
4本目はバトルロイヤル系ゲームタイトル「フォートナイト」だ。APIはDirectX 12を選択し、グラフィックスクオリティは“最高”に設定した。さらに「フォートナイト」は負荷が高いため、フレームレートを重視してグラフィックスクオリティを“最低”、3D解像度を“100%”に変更したカスタム設定でも計測を行っている。なお、解像度はこれまで通りフルHD/WQHD/4Kの3種類をセットしている。フレームレートの計測には、ゲームのリプレイデータを利用し、「CapFrameX」を使って60秒間の変動を記録した。
バトルロイヤル系ゲームタイトルとしては重量級となる「フォートナイト」だが、フルHD解像度なら最高画質でも、130.9fpsと高フレームレートを記録している。多少画質設定を調節することで、十分144Hzでのプレイを狙えるだろう。実際、最低まで落とすことで、240fpsの張り付きプレイもできるフレームレートになっている。ゲーム環境に合わせて、画質をカスタマイズして快適なプレイを楽しもう。
5本目は、ハイエンドGPUが必要になってくるヘビー級ゲームタイトル「バトルフィールド 2042」で確認していこう。画質は”最高”に加えて、フレームレートを重視した”ノーマル”を選択。「オービット」をソロモードでプレイし、60秒間移動した際のフレームレートを「CapFrameX」を使って記録している。解像度はこれまで通り、フルHD/WQHD/4Kの3種類で行っている。
フルHDとWQHD解像度なら、最高画質設定で60fpsを超えているが、フルHD解像度でもゲーミング液晶の主流である144Hz駆動に届かない105.6fpsになっている。画質を”ノーマル”に落とすことで、平均フレームレートは138.2fpsまで伸びるが、ゲーミング液晶の性能を最大限に引き出すには、ワンランク上のGPUを狙いたいところだ。
最後は、人気の「エルデンリング」だ。フレームレートは60fps固定になるが、描画負荷は高めになっている。カクつきが死につながるだけに、60fps張り付きでのプレイを目指したい。さらに世界感を堪能できる最高画質品質なら尚よしだ。フレームレートは、序盤の「リムグレイブ」で、大型の敵となるトロル(剣)や亜人の集団と戦闘(60秒間)を行った際を「CapFrameX」で記録している。解像度はこれまで通り、フルHD/WQHD/4Kの3種類で行っている。
フルHD、WQHD解像度の平均フレームレートは60fpsを維持している。さすがに1パーセンタイル点をみると、50fps台を記録していたので、シーンによっては画質設定を調節したほうがいいかもしれない。ただし、描画負荷が低くなる城や砦、洞窟などの探索や、移動範囲が制限させるボス戦は最高画質で楽しめるだろう。