エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1139
2022.05.13 更新
文:撮影・ジャイアン鈴木
さて、「俺のゲーミングブース」を実際に使用した感想だが、PC利用時の没入感を確実に高めてくれる。製品公式サイトでは、ゲーム以外に、テレワーク、勉強スペースにもおすすめとアピールされているが、たしかに外界と生地1枚で隔たれるだけで集中力が増す。筆者の部屋にはマンガやトイガジェットなどもたくさんあって気が散りがちなのだが、「俺のゲーミングブース」のなかに入れば、2/3ぐらいの時間で原稿が書き上がりそうだ。
ブースを完全に閉め切ったときのゲームへの没入感は非常に高い |
ちょっと想定外だったのは熱がこもること。本製品を試用したのは気温15℃と比較的涼しい日だったのだが、それでもブースを閉め切っていると暑苦しく感じる。デスクトップPCを中に入れたら、ブース内の温度はもっと上昇するはずだ。
そこで「俺のゲーミングブース」には天窓が用意されている。天窓を開けば明かりを取り込めるだけでなく、ブース内のこもった空気も換気できる。完全に開けてしまうとせっかくの閉鎖空間がスポイルされてしまうが、1/2ぐらいに留めておけば全閉状態に近い没入感が維持されると感じた。
天窓は開閉可能。必要なときには明かりを取り込める |
完全に閉め切ると暑いときには、天窓を少し開けて換気しよう |
プライバシーの確保という点では十分な性能を備えていると感じた。もちろん音はダダ漏れだが、音はヘッドフォンで解決可能。遮光性の高い生地が採用されているので、目を押しつけても中は見えないし、カメラのレンズを密着させてもせいぜい色ぐらいしか判別できない。機密データを取り扱うためのPCブースを作成するのにも重宝しそうだ。
全面に透けない生地が採用されている |
生地にカメラを押しつけて撮影しても、ディスプレイになにが映っているのかはわからない。ちなみにこれはWindows 11のダークテーマの壁紙だ |
採光窓は両サイド下側に用意。モニターに光を反射させないための配慮だが、画面を覗かせないという利点もある |