エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1147
2022.05.30 更新
文:撮影・編集部 池西 樹
画像による検証が一段落したところで、ここからはBeelink「SER 3」を実際に動かして、気になるパフォーマンスを検証していこう。なお標準構成のメモリは3,200MHz駆動のDDR4 SO-DIMM 16GBだが、メモリクロックは2,400Hzに制限されていた。またRyzen APUではシングルチャネル構成よりも、デュアルチャネル構成の方が性能的に有利であることが知られているため、今回は手持ちのDDR4-2133 8GBメモリを使い、デュアルチャネル構成にした状態でも計測を実施している。
Ryzen 7 3750HはSimultaneous Multithreading(SMT)に対応するためOS上から8つの論理プロセッサを認識する |
第2世代モバイルRyzenシリーズのハイエンドモデルになるRyzen 7 3750H。コアアーキテクチャはZen+、製造プロセスは12nmで、L3キャッシュは4MB |
最高3,200MHzまで対応するメモリを搭載しているが「HWiNFO64」で確認をしたところ、メモリクロックは2,400MHzまでに制限されているようだ |
2,133MHz動作のDDR4 SO-DIMMメモリを2枚実装し、デュアルチャネル構成にした状態でも計測を行った |
シングルスレッド処理時は最高で4.0GHzまでクロックが上昇 | マルチスレッド処理時はすべてのコアが3.15GHzで動作する |
内蔵GPUはシェーダー数640基のRadeon RX Vega 10 Graphics |
公称シーケンシャル読込1,500MB/sec、書込1,000MB/sec、ランダム読込90,000 IOPS、書込220,000 IOPSのIntel「SSD 660p」シリーズの512GBモデル「SSDPEKNW512GB」 |
シーケンシャル、ランダムとも公称値と同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮している |