エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1150
2022.06.04 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部/撮影:pepe
「Optix G273」のスペックや概要をつかんだところで、実際にゲームやアプリケーションを使った際の見え方をチェックしていこう。人気の「エルデンリング」のほか「Apex Legends」「フォートナイト」のゲーム画面を見ながら、映り具合を確認。合わせて各種機能のチェックを進めていく。
27型のフルHD(1,920×1,080ドット)解像度は、一般的に販売されている主流のサイズ。筆者は普段24型がメインだが、27型は思いのほか大きいと感じた。これなら、迫力のあるゲーム体験が可能なはず。「Apex Legends」などのFPS系タイトルでは画面の中心を見ることが多いが、リフレッシュレートが165Hzのため滑らかなプレイが可能だ。「エルデンリング」などのアクションRPGなら、画面から適度な距離を保てば視線移動を最低限に抑え全体を見ることができる。
冒頭でも触れた通り「Optix G273」では、PlayStation 5やXbox Series Xといった最新のゲーミングコンソールで120Hz出力に対応する。60fpsを超えるフレームレートで楽しめるのはPS5の大きな魅力のひとつのため、すでに持っている(または今後購入予定)という人なら是非ともチェックしておきたいポイントだ。
MSI製ゲーミング液晶ディスプレイの多くで実装されているのが、暗闇や夜といった暗いシーンの映像を見やすく補正してくれる「ナイトビジョン」だ。通常暗いシーンは、液晶の輝度を上げたりすることで視認性が改善されるが、画面全体の輝度を一律で向上させるため、明るい部分は白飛びしやすい。ナイトビジョンは、5段階で輝度を最適化することで、白飛びを抑えゲームの雰囲気を損なうことなく視認性を高めることができる。
実際のゲームにおいても非常に有効な機能として使う機会も多くなる。薄暗い場面で敵と遭遇した場合や見落としがちなアイテム発見などで効果を実感することができる。なお「エルデンリング」で試した実際の効果については後ほどテストセッションで確認してみてほしい。
「Optix G273」では、ディスプレイ同期技術として、NVIDIA製グラフィックカードを組み合わせることで利用可能な可変リフレッシュレート型同期機能「G-SYNC Compatible」を備えている。画面のカクつきやティアリング現象を抑えつつ流れるような滑らかな表示ができる。GeForce系グラフィックスカードを使用しているなら是非とも有効化しておきたい機能だ。
「G-SYNC Compatible」の設定はコントロールパネル経由で行うことができる |
長時間のゲームでも疲労を軽減する定番のアイケア機能は、設定不要で利用できる画面のチラつきを抑える「アンチフリッカー」に対応。さらに、ブルーライトの総量を減らすことで目の緊張を和らげる「ブルーライトカット」を備えている。こちらはOSD設定でON/OFFの切り替えが可能だ。