エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1153
2022.06.09 更新
文:撮影・こまめ
「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ」の公式ベンチマークソフトでは、解像度を1,920×1,080ドット(フルHD)に設定し、プリセットの画質を変えながらテストを行なった。
このテストはグラフィックス処理がやや重く、そこそこのパフォーマンスが求められる中量級タイトルだ。結果はゲームを十分快適に楽しめるほど。ほかのやや重い程度のタイトルも同様にプレイできるだろう。ただし発熱計測結果の項でもお伝えしたように、負荷の高い状態が長時間続くと内部の温度がかなり上昇する。ゲームをプレイする場合は、事前に万全の熱対策を行なっておきたい。
「PCMark 10」は、PCを使った作業の快適さを計測するベンチマークテストだ。各テストのスコアが目標値を上回ることで、その分野では快適に使えるとのこと。ただし一般的な作業を想定しているため、テストでは比較的軽い処理が行なわれる。各テストの傾向としては「Essentials」(一般利用)ではCPUのシングルコア性能やストレージ性能、「Productivity」(ビジネス利用)ではCPUのマルチコア性能とメモリ性能、「Digital Contents Creation」(コンテンツ制作)ではCPUとストレージ、GPU性能が強く影響するようだ。
なお今回は比較用に、エントリーGPU搭載スタンダードノートPC(Intel Core i7-11800H/16GBメモリ/1TB NVMe SSD/NVIDIA GeForce RTX 3050、比較機①)と、ミドルレンジゲーミングノートPC (Intel Core i7-11800H/16GBメモリ/512GBB NVMe SSD/NVIDIA RTX 3060、比較機②)の結果を追加した。
比較機はいずれも第11世代のゲーミングノートPC向けCPUであるIntel Core i7-11800Hを搭載しており、基本性能は非常に高い。しかし第12世代のCore i7-1280Pを搭載する「Prestige 14 A12U」では、同等レベルの結果となった。何度も繰り返すが、薄型&小型のボディでパフォーマンスをあえて抑えた状態でこのスコアである。驚くほど優秀な結果と判断せざるを得ない。