エルミタ的速攻撮って出しレビュー Vol.1155
2022.06.15 更新
文:エルミタージュ秋葉原編集部 池西 樹/撮影・pepe
「PCMark10:Full System Drive Benchmark」を使い、実際のアプリケーション環境における性能をチェックしていこう。
【PCMark10:Full System Drive Benchmark】 |
PCI-Express4.0(x4)接続のSSDでは2,000以上が目安になる「PCMark10:Full System Drive Benchmark」だが、「CSSD-M2B2TPG3NF2」では2,330をマークし、ミドルレンジクラスの製品ながら実アプリケーションでもかなり高速であることがわかる。現在SATA3.0(6Gbps)やPCI-Express3.0(x4)接続のSSDを使用しているなら、十分に性能の違いを体感することができるだろう。
続いて「3DMark:Storage Benchmark」を使い、ゲーム環境における性能もチェックしていこう。
【3DMark:Storage Benchmark】 |
総合スコア2,500以上が高速モデルの目安になる「3DMark:Storage Benchmark」だが、こちらは3,049でやはり優秀な結果。Average access timeも平均で60μs、最大でも100μsに抑えられ、肥大化が進むゲームデータの保存用ストレージとしても力を発揮してくれる。
「ATTO Disk Benchmark 4.01」でもシーケンシャルアクセスの性能をチェックしておこう。
【ATTO Disk Benchmark 4.01】 |
「Ver 4.00」以降「CrystalDiskMark」に比べてスコアが出にくくなった「ATTO Disk Benchmark」だが、書込は最高3.93GB/secで公称値にあと一歩、読込に至っては最高5.25GB/secをマークし公称値を大きく上回る。またデータサイズ256KB以降は読込・書込ともスコアにほとんどブレが無く、転送も安定している。
多くの項目で公称値を上回る良好なパフォーマンスを発揮した2TBモデル。続いて、公称転送速度では同等とされる1TBモデル「CSSD-M2B1TPG3NF2」の検証を進めていこう。
1TBモデル「CSSD-M2B1TPG3NF2」の「CrystalDiskInfo 8.16.4」の結果。ファームウェアのバージョンや対応規格・機能は2TBモデルと全く同じ |
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:総合ベンチマーク】 |
【AS SSD Benchmark 2.0.7316.34247:Compression-Benchmark】 |
2TBモデルと比較するとシーケンシャル書込が約3,400MB/secとやや低いものの、その他はいずれもほぼ同等のパフォーマンスを発揮。総合スコアも8,094ポイントで、その差は約3%とごくわずかに留まる。また圧縮率については、やはり読込については右肩上がりのグラフで、コントローラであるPhison「PS5016-E16」の特性と考えていいだろう。